以前、友人が「よく強盗とかで“パチンコで借金があったから”なんてヤツがいるけど、なんでそんなにパチンコに弱いんだろう」と真顔で言っていて、これには私も結構納得。
確率やらなんやらと生真面目に取り組めば、「勝てる」とは言わないまでもそんな人生を棒に振るほど負けるってことはないんじゃないか、と実体験からそう思う。
永くギャンブルをたしなんでいる人間てのは総じて生真面目なのである。
賭け行為そのものにも慎重だし、収支管理とかもそれなりにやっているからこそ破滅せずに生きながらえることができる。
まあマジメなのはギャンブルに対してだけで、実生活はいい加減極まりなかったりもするんだが。
パチンコ店というギャンブル場がそこかしこにありながら日本の社会が破滅しないのも、日本人生来の生真面目な気質によるところが大きいんじゃないかなあ。
私自身は、最近ちょっといい加減になりつつあるので、もうちょっとマジメにやれば収支も上向くのに、との反省もあるのだが…。
あとギャンブルに取り組むときぐらいのマジメさを他に活かしていればもっと違う人生が送れたんじゃないかと反省もあるのだが、まあまあ楽しく生きてこれたのでそんなに悔やんでいるわけでもない。
で、話変わって、このたびの朝霞少女監禁犯の寺内樺風容疑者。
不謹慎な話だけれども、こいつも随分と生真面目だったんだろうなあ、と思うわけです。
行為の善悪を別にして想像してみたときに、どんなモチベーションがあったとしても、2年間もひとりで中学生を監禁し続けるなんて私には無理だもの。
早々に逃げられるか生活自体が破たんするかのいずれかの未来しか見えない。
それだけできる資質を仕事なりなんなりに活かしていれば、そこそこのことは成し遂げられただろうに。
もったいないとは言わないけれども、もうちょっとね。
こいつの親は悔やんでるんじゃないかなあ。
試験勉強だけでなく、もっと社会道徳を叩き込んでおけば良かったと。