ブログネタ:電車やバスで席を譲ったことある? 参加中私はある派!
本文はここから健康な時は席を譲るし、当たり前のように優先席に座る事はしませんでした。体が不自由になってからは譲られる立場になりました。
さて、話は変わって少し重い話。
一人でもいい、目に触れたらいいなと思い、思い切って書き留めておく事にしました。
まず私は精神障害者手帳を所持しています。
心の病名は『双極性障害Ⅱ型・全般性不安障害・解離性同一性障害・PTSD』です。
体の病名は『線維筋痛症・関節リウマチ』です。
心の病気は難しい漢字が並んでいるのでわかりにくいですが、興味ございましたら検索してみて下さい。(PCの場合選択範囲して右クリックをすると「Googleで検索する」と出てきます。)
同病の方はわかるかと思いますが、線維筋痛症やリウマチでは何の国の補助も受けられません。リウマチも重症となれば補助が受けられますが、よほど体に負担がかかってからの事です。
精神障害者手帳を申請し、受理されたのは数か月前の事です。
本当はここでも手帳を所持しているのをだまっておくつもりでした。何故なら自分はズルをしているという感覚になっていたからです。
今日の出来事です。母の友人と母と叔母で食事をする事になりました。私の病気の話の延長上からAさんという方がひどいリウマチで、身体障害者手帳を所持しているとの話になりました。
Aさんは手首周りの腱がしょっちゅう切れてしまい再建手術を行うそうです(プチっと音がして指がダランとなり動かせなくなるそうです)日常の動作が不自由になる障害の何物でもありません。
しかし母の友人はこう言いました。
「手帳持っててさ、医療費がタダなるなんておかしくない!?もっと払えばいいのよ!それにさ市内の美術館とかもタダになるんでしょ!?おかしいわよ!ズルよズル!」
腹の底が冷たくなるのを感じました。
ああ、私はズルをしている人間なんだって―。
その母の友人は健常者です。普通に働き、風邪も引かないぐらいと言っていました。
問いたくなりました。
Aさんのように腱が切れて突然指が使えなくなる恐怖を味わった事あるのか。
かさむ医療費に配偶者や親兄弟に無理な笑顔を作らせた事はあるのか(私は1ヶ月で8万円もの医療費だった事があります)
五体バラバラになるぐらいの痛みと熱にうなされていつの間にか流した涙に枕が濡れていた事はあるのか。
全身が痙攣し、呼吸器まで狭まって死ぬかもしれない恐怖に襲われた事はあるのか。
心の中で黒い影・黒い手が襲ってきて過去の苦しみを何度も繰り返させる。そんな経験はあるか?
それでも
それでも
私達はズルをして生きている人間なのでしょうか!?
母の友人に教えを説くつもりはありませんでした。
何も言えなくなってしまったというのもありますが、きっと熱弁しても空回りするだけだと感じてしまったのです。だって、その後も「ズルい」という話を一人でベラベラと話していましたから。。。
なので先に席を立って帰りました。
今の社会では、これが一番の得策なのではないのかと思います。私にはまだ訴える力が備わっていません。だからこのブログを機に少しでも周知出来たらと思うのです。
決してズルをしているんじゃないって事を。
