この日記でも何回も書いてきた話ですが、リウマチと線維筋痛症患者は「見えない障害」です。
私の場合は、右膝がダメなので、杖を共にして都内の病院へ行っているので「見えない」というのとは少し違いますが。
ニュースで知ったのですが、「見えない障害バッジ」というプロジェクトがあったそうで。いまとても反響を呼んでいるそうです。サイトも拝見しました。乳がん早期発見啓発のピンクリボンと同じ形で、透明(見えないを意図しているそう)のリボンのバッジです。
批判するわけではないのですが、一言自分の気持ちを書かせてください。
これ、本当に見えないんじゃないのかなぁ?
透明だし、小さいし…。
何故って、私は杖をついていますが、正直なところ自分から声をかけないと、役9割の人は無視を決め込みます。声をかけたって睨まれることもあります。もちろん声をかける時には「もしこの席の中でお体の具合が悪くない方がいらっしゃれば」と付け加えています。それでも譲ってもらえない事もあります。
先日も電車を降りようとした所、ホームの電車の間の感覚が広いので、ゆっくり降りようとしたら、若い女性に突き飛ばされました。たまたま母が支えてくれたから良かったけど、その女性はひとつあいている席を狙っていたみたいで、謝りもせずに腰掛けてしまいました。
他には、携帯やスマホをジッと眺めながら歩いている人。早足だと、なかなか避ける事が不可能なんです。視線の先は携帯画面やスマホなのだから、もちろん杖なんか見えません。
「バッジをつけた人を見かけたら、『何かお手伝いしましょうか』と気軽に声をかけられる社会になれば」というのが製作者の願いとの事。だけど先に書いたように杖ですら見逃されるんです。本当に啓発になるのか、私には疑問に感じます。
もちろんなってくれれば嬉しいけど…。
今は大人気で手に入らないとの事だけど、私はもう少し購入を考えてからにしようかな。