我ながらしつこいとは思うんですが、#過去100年のベストアスリート10人の6位に

羽生結弦選手

が選ばれたことについて、なかなかなかなかなかなか報道されないので…


羽生くんの何がどう凄いのか、書きます〜


え?羽生結弦絶賛委員会活動と違うのか?って…


(⌒-⌒; )


他の方たちとの違いについても書くので…


羽生くんのことだけの話にはならないということです〜


…………


○人種・国籍


日本人では唯一の、アジアでも唯一の選出ということですね。

国籍ではそもそも「AIPSの会員数」→投票権を持つ方たちが多いのが欧米なので、そちらのアスリートに票も集まったことでしょう。

それを超えての選出は、やはり「競技の顔」じゃないと誰も納得しないということなのでしょうね。

体格的に有利なのか、ある一定の人種にトップが集まる競技もあると思います。(ボルトさん以外にもジャマイカ🇯🇲は陸上で強いし)

また、サッカーだと南米とヨーロッパで盛んなので、そのあたりから多くの名選手たちが輩出されたのではないでしょうか。

ですがフィギュアスケートはヨーロッパ発祥のスポーツで、芸術性も重視される競技です。

体格的に不利かどうか以前に、「人前で演技することへの気恥ずかしさ」を抱えることの多い日本人から、稀代の表現者がこの競技のトップアスリートになる選手が出た…

何重もの驚き‼️ですね。


○年齢


最年少ということは、それだけ「トップ選手として活躍した年数」が他の選手たちより(まだ)短い、ということですよね?

アマチュアの選手として試合に出てトップにいたのは、主要国際試合で表彰台に乗ったシーズンとして計算するなら、わずか10年ちょっとです。

もっとも、現在ではプロのアスリートとして活躍していますから、その年数は今の2年よりも長くなることでしょう。


○競技人口


フィギュアスケートがマイナー競技と言われるのは、競技人口が少ないからなのではないでしょうか。

リンクの設備や維持に費用がかかるし、それに伴って競技をするのにも高額な負担があるはず。

国が支援するところがあっても、練習拠点にできるリンクは限られているでしょう。

ですがそんなふうにマイナー競技と言われても、冬季オリンピックでは花形種目ですよね?

要は、「自分はしないけど見たい」ファン層が多いということなのかも。


○フィギュアスケートでは4カテゴリーある


4カテゴリーそれぞれに、名選手と呼ばれる「時代の代表」がいたのではないでしょうか。

ですが、これという決定的なものを持つ方は羽生結弦選手だけで、他の選手たちだと必ず「でも、そのカテゴリーならこの選手もいるよね?」という対抗馬がいるように思います。

例: トービル・ディーン組だったら→バーチュ・モイア組はオリンピック3大会で(団体戦合わせて)3個の金メダル取ったよね?

という感じで。

羽生結弦選手だけが、競技の顔として誰もが「対抗馬を思いつかない」スケーターなのでしょうね。

それはたぶん、「金メダリストとして試合に出た年数」の印象は強い、ということも含めているのだと思います。


○たった一人で


スポーツでは、対戦相手がいないと試合ができませんよね。

でも、そんな中でも、採点競技の選手たちは、「試合でなくても試技を見てもらえる」こともあるのではないでしょうか。

会場を用意できるかどうか、集客数が(採算がとれるほど)多く見込めるか、という面を考えないといけませんけど。

現に内村航平さんは、体操を見てもらうための試みをなさったはずです。

さまざまな種目、男女ともに見られるものが開催されていたら、競技のファンの方たちは試合でなくても見たいと思ったのではないでしょうか。

羽生結弦選手はそれを「ご自身、お一人だけのパフォーマンス」で見せていたんです。

単独アイスショーという前代未聞の挑戦は、プロローグ、GIFT、RE_PRAYと続いてきました。


○今もなお


もしも「一日のアイスショーで跳んだクワドと3Aの本数」をカウントするなら、それがギネスなどに申請して通るのであれば、世界記録はGIFTになると思います。

そしてそこに、「会場に3万人以上の観客がいる状態で」という条件をつけたら、誰にもそれを超えることはできないでしょうね。

羽生結弦選手ご本人を除けば。

プロのアスリートとしても、なお、世界で記録を作っていける方なんです〜


○試練に立ち向かう力をありがとう


羽生くんが東日本大震災の被災者で、その復興支援に尽力してきたことはご存知の方たちも多いでしょう。

また、パリオリンピックが終わったようですが、夏季競技の選手たちの中にも羽生くんの言動に力をもらったということがあったそうですね。

あと、コロナ禍のときに医療関係者の方々が、羽生くんの言葉に励まされて頑張ったとか。

研究者の方で、論文の謝辞に羽生結弦選手から力をもらったと書いたという話もありました。

さまざまな形で、困難に立ち向かう力をくださった…

そんなアスリートなんですよね。


…………


採点競技は「挑戦か完成度か」のせめぎ合いがあります。


フィギュアスケートでは「スポーツか芸術か」の論争も。


どちらも高レベルで実施して、さらに向上している羽生くんなので。


ますます「次に見られるとき」が楽しみですね。


読んでくださってありがとうございました。