ライブは自分が満足するためにやりにいくんじゃない。
人に素晴らしい演奏を聴かせるためにゆくのだ。
盛り上げたいから行くのでもない、観客をノらせるためにやりにいくのではない、俺はDEATHROLLというものを表現して披露してくるだけ。
各々が好きに感じ取ればいいだけだし、別に好意的に観てろとも思わない。
別に売れるために活動している訳ではないし、ステージの上でだけはやはり妥協はしてはいけないことを教えてもらった。
俺は俺なりに突き詰めたものを作ってるつもりだし、それで気に入った人だけが聴けばいい。
自分の努力不足においてのクオリティ不足はなんとかするけど、個人的な俺への嫌悪が混じった意見は基本的に的外れだから聞かない。
そして最近思うのは、始めた当初はブラックメタルをやりたい!とテーマを決めていたけど、今となっては可能性を著しく狭めていた気がする。
既存の型にハマるというのが最近の人の傾向に強い気がするが、とてももったいないと思う。
その理由としては、みんな実在するバンドヒーローに感銘を受けてバンドを始めた人が多いからだと思う。
あの人のようになりたい、あの人のような格好良さを身につけたい。そんな人が本当に多いと思う。
もちろん多かれ少なかれ、ステージ上のバンドマンは格好いい。でもその人にはどう頑張ってもなれないし、二番煎じにしかなれない。
偉人と呼ばれる人たちはだいたい新しいことをしている。
既存の格好よさは個人的にはその既存のヒーローたちに任せてればいいような気がする。

