今年読んだ本 心に残る台詞と言葉 | 工夫しながら前進

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緑内障に負けずに人生を謳歌するブログ☆

今年はここまで52冊の本を読みました。

その中で印象深い台詞、言葉を転載します。

全てスマホの音声入力で書いたメールをパソコンに転送し、誤字脱字をチェックしました。

誤字があったら教えてください。

 

 

・持って生まれたもの、育った環境、現在の生活や仕事の問題など、その人の事情は基本的に本人にしかわかりません。

どんな人も、それぞれの事情の中で、できるだけのことをしながら生きています。

周りから見て「努力が足りない」と思うような場合でも、本人は自分の事情の中で最大限の努力をしているものなのです。

人を変えることができないのはこれが理由で、相手はすでに最大限の努力をしているので、人から言われて変わるほどの余裕がないのです。

相手への役割期待を考える際には「本人にしかわからない事情があって、その中でベストを尽くしている姿が現状なのだ」という目を持つようになると、ストレスがたまらなくなります。

 

「怒りがスーッと消える本」 水島広子

 

 

「北浜さんのように心が感じやすい人は、物事を深く見つめ、さまざまな角度から考えることができます。

相手の気持ちや立場に立って、行動することができます。

芸術に感動し、周囲に優しさを植え付け、環境を守ることができます。

つまりこの世界の真善美は、繊細さんたちが担ってきたのです。

これは『弱いことは強いことだ』と言い換えることができます。大切なことなので繰り返します。弱いことは、強いことです」

 

「素数とバレーボール」 平岡陽明

 

 

「やるべきことをやっている人には自然と運が向いてくる。人はそれを幸運と呼ぶが、幸運にも2種類あることを知る人は少ない。天運と地運だ。

訳もなく訪れた天運は、やがて訳もなく去っていく。

ところが日常のコツコツとした積み重ねで得た地運は、なかなか本人の元を去らない。

誠実な一打を積み重ねてきた打ち手は、どんな苦境からも必ず地運で脱してくる。

そして、天運に恵まれた時は勝ちまくる。

天運だけじゃ続かない。

地運だけでも勝ちきれない」

 

「素数とバレーボール」 平岡陽明

 

 

「きっと春が来る。  

春が来たら寒い冬は違って見える。 

枯れ木は冬の空に似合う。  

冬に緑はいらない。  

今は冬。  

秋にはイチョウの葉がキレイ。  

そこでサクラは頑張って咲かないほうがいい」

 

(タイトル忘れ/加藤 諦三の本から引用)

 

 

「どんな辛いことや衝撃的なこと、悲しいことに対しても距離を保ち、泣いている、悲しんでいる、不安になっている自分を、どこか離れたところから眺めているもう一つの目を持った自分がいる」

 

「生きる意味」姜尚中

 

 

「この青の服と白の服、どっちがいいと思う?」

 

(不適切な回答)

(直感的に)「白がいいと思う」←ちゃんと考えていない、と相手に思わせる

 

(適切な回答)

「白と青、それぞれどこがいいと思ったの?」

 

「頭のいい人が話す前に考えていること」 安達裕哉

 

 

・私たちは相手の話「だけ」を聴いていることはほとんどなく、自分の思考と共に聴いているものです。

むしろ自分の思考の雑音の方が大きくて、相手が言っていることはほとんど聴こ終えていない、と言う場合も少なくないでしょう。

「聴き上手」になるためには、何らかの思考が浮かんできた時、その思考をただ「脇に置く」と言う感覚で、再び相手の話に集中してみましょう・

 

「誰と一緒にいても疲れない「聴き方・話し方」のコツ 」水島広子

 

 

・嫌なことを言われたら「これは自分を傷つける言葉だ」などと意味づけしないで「ああそうですか」と受け流そう。

 

・「攻撃」してくる人は困っている人。

困っている相手には「すみません」とお見舞いの一言を。

 

・相手の「攻撃」はあなたのせいではない。

「攻撃してくる人は困っている人」と捉えよう。

 

「身近な人の「攻撃」がスーッとなくなる本」 水島広子

 

 

「六十近くなると、たしかに夢見がちになるけど、同時に承認欲求も強くなって素直じゃなくなるから、なかなか次の予定検討にいくのがむずかしいのよ」

「承認欲求…あなたたちも、やっぱり中学生だったのか」

「中学生と違うところは、夢見ていることとか承認されたいことが、ほんとうのところはどっちでもいいことだって、心の底では知っていること、かな」

「何それ、突然の冷や水?」

「でもその建前と本音みたいなところを、おれたち楽しむ余裕があるんだぜ、っていう姿勢を取ることができるのが、あたしたちの年齢の強みよ」

 

「恋は儚い、あるいは、プールの底のステーキ」川上弘美

 

 

「岸本さんはさ、ヤマメとサクラマスを知ってる?」

「え?両方とも魚、ってことぐらいしか知りませんけど」

「正解。両方とも魚。川で生まれる魚だ。で、この両方の魚、もともとは全く同じ、サケ科の同種なんだ。それが成魚になるとサクラマスとヤマメというふうに違った名前で呼ばれる。どうしてか、わかる?名前の違いは川で育ったか、海で育ったか、その区別なんだ」

「川で育つか海で育つか…。」

「じゃあなぜ川と海、違う場所で育つかと言うことなんだけど、それは稚魚時代の個体の強さに由来するんだよ。つまり、体が大きくて、固体として強い稚魚は生まれた場所で餌を得ることができるから、そのまま川で育ち成長する。その一方で、体が小さくて弱い稚魚は餌を求めて川を下り海に向かうんだ。海には川とは比べ物にならないくらい豊かな餌があるからね。もちろん大海原では川以上に捕食される危険も高まる。それでも海で無事に生き延びた稚魚は、川に残ったものよりはるかに大きく育つことができる。川で育ったヤマメは、最大でも30センチそこそこだけど、海育ちのサクラマスは50センチにもなるんだ。」

「大逆転…ですね」

「そう大逆転だ。それで、やがて海で育ったサクラマスもまた、産卵のために川へ戻る。川へ還った時、海に出て一回り大きくなったサクラマスは、産卵期の川の中で1番良い産卵所に陣取ることができる」

「体が小さくて、弱くて、海へと追いやられた稚魚でも、最後は強くなって、遺伝子を残せる…ということですか?」 

「その通り。逃げるのは悪いことじゃない。逃げなきゃ死んじまうことだってある。逃げた先で踏ん張ればいいんだ。今辛いことから逃げたとしても、時間を経て変わることはできる。苦しんだ人の方が、初めから何でもできるやつより強いよ」

(一部略)

 

「リラの花咲くけものみち」藤岡陽子

 

以上1/1〜5/28まで読んだ本の台詞、言葉の一部でした。

最後までお読みいただきありがとうごいます。