1年での降格。

正直この闘っていた選手たちでのJ2降格は、そこまで

リアルな現実ではなかった。

今までJを見てきて、降格したチームはもれなく闘うこと

が出来ていなかったチーム。闘えない選手で残った

チームなんて昨年の大宮くらいしか記憶になかった。


勝ち点も例年だとボーダーは32~34と言われていた。

37での降格。正直運も悪かったと言わざるを得ないが、

降格という現実は受け止めなければいけない。


思えば今年は色々なことがあった。

一番大きな出来事はフッキの復帰と再退団だったが、

個人的にはそれだけが降格を大きく左右したとは

思っていない。フッキがいなくても、残留する芽は

幾つもあった。


今年、結局降格することになった流れを作った一番の

原因は、浦和レッズ戦で平本、大黒、ディエゴで決めた

素晴らしい中央突破からのワンツーで繋いだゴール

だったと思っている。

あれ以降、攻撃陣はあればかりを狙うようになり、それ

まで機能していた攻撃が全く出来なくなって、前でボー

が収まらなくなったことからDFラインが下がった。

それがチームバランスを崩すことになり、個人能力で

なんとか守るものの、点を獲れないことでジリ貧になり、

こじあけられて負け、というパターンに陥った。


もちろんそれを修正しなければならなかったのは監督

である哲さんの責任。そしてそれ以外にも降格の流れ

を作ったのは、哲さんのセーフティを主んじる采配に

あったことは確実だったと思う。

しかしそれは運が悪かった部分もあり、少々可哀相な

感じもする。第一節の川崎戦、優勝候補の一角を相手

に、アグレッシブなプレス戦術と采配によってドローを

演じて見せた。しかし第2節で同じように積極的な采配を

したところ、それが仇となった形となって鹿島に0-2の

敗戦。このとき哲さんは、「勉強になった」という言葉を

残している。ここから哲さんの采配が変わってしまった。

今でも、あの鹿島戦の敗戦さえなければ哲さんはずっと

アグレッシブな采配をとれる監督であっただろう。

しかしあれから哲さんのビビリ癖が直ることはなかった。


若手を使えるところで若手を使えない。

同点や1点リードの場面では守備的な選手交代とライン

を下げることで逃げ切りを図ろうとし、結果追いつかれ

たり逆転されたりした。それはことごとく裏目に出ていた

と思う。


今年のヴェルディが良かったとき、それは総じてラインを

高くして前線からプレスを仕掛けることが出来ていた時。

それをみすみす守りに入ることで気持ちも後ろに傾き、

流れを変えてしまった。


哲さんの責任はここにあると思っている。しかし一方、

攻撃的になれたときはいいチームを作ることが出来た

ことも事実。ここは無視してはならない。

結果として降格してしまったし、ビビリが治る事がなか

ったことを考えると、このまま続投ということは考え

にくいが、これだけでバッサリ斬ってしまうには惜しい

気もする。


来期はお金もない。だからこそベテランが切られた。

バウル、菅原を残したことで自ずと、ユースと生え抜き

に切り替えるのだということは確実だろうし、そうでなく

てはならないと思っている。

監督も名のある監督などは呼べないのだろう。

恐らく監督も生え抜きか相当安めの監督しか無理な

ことは想像に難くない。その場合、もう一度哲さんで

という選択肢もありえると思う。その場合は反発する

サポが多数いるであろうことが一番の懸念材料か。


まぁ、僕はユースの監督あたりを上げるのに一票

投じたいところ。

若手中心で一から鍛えなおしてほしい。



昨日は試合後の居残りをしたが、サポの皆の熱い

気持ちを感じて良かった。風邪を引かずにすんだこと

も良かった(笑)。

尚雅さんも戦犯の一人なのだろうが、すでに日テレに

戻っているはずなのにあれだけ長い時間サポとの

間に入って対話する姿には心をうたれた。

まぁやっていることは時間の引き延ばしなので下っ端

は大変やね。という風にしか見えなかったが。

あからさまになんにも協議していないであろうことは

明白だったし、萩原と連絡もとれなかったのだろう。

何度も同じ言葉で引き伸ばしをするしかないという

やりとりは、見ていて痛々しかったが、そのことでより

このチームがどれだけ適当に運営されているかが

分かった。トップにあまりにも責任感がないことが

浮き彫りになっただけ。



降格より、そちらの方が腹立たしい、というか呆れた。




最後に、ジャスティスは毎度毎度選手の運命を適当

で身勝手なジャッジで裁けてさぞかし楽しいこと

でしょうな。


頼むからもう幼稚園くらいの試合で笛ふいてくれ。