開幕から強豪との3連戦、

結局1分1敗で勝ち点1、得失点差-3という結果に終わった。

良かったのか悪かったのかで言えば、結果的にはやや悪い。

しかし大量失点での敗戦も予想された3戦共に接戦に持ち込

み、尚且つもし先にゴールが決まっていたなら勝っていた

かもしれないという試合を演じることが出来たのは、内容的

には十分収穫のあるものであったと思う。


昨日札幌が勝利してしまったために悲壮感を漂わせている

方がやたらと多い気がしますが、僕らはあくまで優勝候補

との3連戦。ナビスコの清水も中位以上は間違いなく、

唯一戦力的に中位以下であろう磐田戦は大幅なメンバー

変更+システムの変更+雨、という様々なものが重なった

結果であるため参考にならない。


要するに何が言いたいかというと、悲観するのは早い、

ということ。


僕は戦いはここからだと思っている。

今やってはならないのは、結果が出なかったからといって

早々に形をいじりまくること。選手構成やシステム、役割

などをいじってしまったら、せっかくいい内容で出来ていた

部分にズレが生じてくる可能性がある。そうなったらもう

チームは空中分解を起こし、信じるべき拠り所がなくなって

しまう。なにが最悪って、その状態に陥ること。


今は冷静に今までの戦いをおさらいし、何が出来て何が

出来なかったのか、1試合ごとにどこを変えてどういう結果

をもたらしたのかをゆっくりおさらいしてみる必要がある。

それをフィードバックし、今後の戦い方に活かせばいい。


これからはある程度チーム力に開きの少ないチームと

当たるようになる。今までのやり方を続けていくことで、

勝てる試合も出てくる。今のままで勝てないと決め付ける

ことこそが崩壊を招きかねない。

形は作り出すのが難しく、壊れるのは容易い。

今は我慢の時。一度結果が出れば色々好転してくるハズ。


しかし気をつけなければいけない点は、今のままの形を

継続したとしても、気持ちが後ろ向き(セーフティ)では

結果は望めないということ。もしチームがある程度戦える

という「自信」が「安堵」に変わっているのだとしたら危険。

今は停滞こそが一番怖い。

アグレッシブに自分たちから守備でも攻撃でも仕掛け、

常に前のめりでいく必要がある。いかにチャレンジし続け

られるか、ここが最も重要なファクターなのだ。



新たなことにチャレンジするのはチームがまわらなくなって

からでいい。

今はもう一度自分たちのサッカーを信じなおす時。

自信を持ち、相手に強い気持ちで堂々と挑めれば、自ずと

結果はついてくるハズ。最初から気持ちで負けているチーム

に勝利は無い。


結果が出る出ないは運の要素も大いに絡んでくる。

その運は形を変えようが選手構成を変えようがあまり

変わらない。博打と一緒だから。

だったら今の形を継続していくのが重要。僕はそう考える。