今日から今年後半なのね。
私は今日は猛然と片付けモードでした、私にしてはひじょ~~~~~~~~~~にめづらしく。

6月はなんだか重たい月だった。
次に進んで行きたいのに、なかなか次の流れと今の流れが混ざっているところが厳しくて、
もがいていたような一ヶ月。

でも、もーすすむよ!
なんだかすっきりしました。

わたし、やっぱりアラブの音楽と文化が好っきやねん!

7月一発目はこちら。
なんだかんだと三年程続けてきたこのエルヒカヤユニット、
続いてきたからこそチャレンジできる、
というような演目が今年から新しくスタートしてます。
今回東京では初お披露目。

夜があって昼がある。昼があって夜がある。
今回もまた、その物語にダイブしましょう。

★★★★★★★★★

EL HIKAYA第二章
昼と夜の物語

@楽屋 (中目黒)
www.rakuya.net
東京メトロ日比谷線・東急東横線「中目黒」駅徒歩5分

開場17:30 
開演19:00 / 20:30 (2ステージ)

[チャージ] ¥3000(前売り) / ¥3500(当日)

[ご予約]
TEL 03-3714-2607(楽屋)
Eメール music@rakuya.net

[出演]
NOEL、Huleya (オリエンタルダンス)
今井ドラゴン龍一(ウード)、及川景子(ヴァイオリン)
伊藤アツ志(ダルブッカ)、船原徹矢(レック)

[出店]
アオラコーポレーション
セール中の特価CD、新入荷したてのCDなど、楽しみなラインナップ。
ここでしか買えない特価品、アルかもよ!
昨日一昨日は連日アラベスクにてレクチャー。
…レクチャーとかいうとえらそーですが、
何となく、演奏の短いライブみたいな感じの気分だ。
自分の中に溜め込んだものの骨格を組み立てつつ、その場の状況も感じながら肉付けする、
感じ。

しゃべるのと、そのあとすぐタクスィームを弾く、というのの切り替えが、
あんまり左脳ばっかり使っているとうまくいかなかったりすることに気がついたので、
なんだか演奏とあまり区別のつかない頭の使い方でしゃべっている。
私ちゃんと言葉しゃべってた?
という事を確認するために、一応録音を後で聞き直す(笑)

今日はこれから細密画のクラスに大荷物を抱えて行って、
そのあとアルミーナでちょろっと演奏し、
明日は岡山に行きます。
岡山ではamamaniaで出演。
東京から引っ越してったさのちゃんに合うのも楽しみ。

★★★★★

2010/6/25/金
@神田Al Mina
レストランショウにちらっと。
踊りはMIHOさま、20:30頃からとのこと。
演奏はオール生演奏、
Madoka Sakuma(oud)
Jinushi(Darbuka)
及川景子(violin)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

Buddhahood feat.GENSOSHA 3rd Anniversary Party 2010
2010/6/26/土
@shuby

open/start 20:00pm
charge ¥5,000(1d & food is contained)
guest live
  amamania(tokyo)
support dj
  Hiroshi Yamada(DISCO DEVIL)
  Suenaga(tweet rocka)
  Ikegami
  UEDA
  Hiroki
  matatabi
food coordinator
  Yusuke Kobashi & shuby

shuby
岡山県倉敷市稲荷町3-1 谷口ビル1F
Phone. 086-434-8155

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
22日、夏至の翌日は裏高尾に登った。

かつて私の最初にして唯一の本格登山体験は、研究助手的お伴で北岳に、人の靴を借りて登り下りした、というもの。日本で二番目に高い山に、いきなりってどうですか。
登りの途中で三回くらい、あ、このまま行くと私、悟り開くかもな、と思い、
何度か幽体離脱しかけ、
登り残すところ二割を切ったとき、目の前になんだか垂直にみえる壁のような斜面(+ぶら下がってる命綱)が立ちふさがった瞬間、一気にそんな俯瞰的になる余裕すら消え失せて素に戻り、
高山病でがんがんぐらぐらな頭を抱えながら心の中で「こんなとこいきなり連れてきたらマジであかんでしょぉぉぉ~!」と叫んだことよ。もっとも心の中の声ですらかすれてましたけどねん。
山登りの一番何が辛いと言って、
登りはじめたら最後、大けがするか死ぬかでもしない限り、逃げるもやめるもかなわず自分の足を動かし続けるしかない、ところ。
帰りの下りは、もはや自分の体を支える力の残らぬ足で、靴は痛いわ、途中足ひねってねんざ気味だわ、始終半泣き。よく生きて帰ったものよ…
そんなアンビリーバボーな初体験、それが、今まで唯一の本格(?)登山の記憶だったわけ。

それでもこの前ライブのあとでNさまにふんわりと、ちょいと渋谷にショッピングに行きましょーとでも言うような調子で「今度山にも一緒に行きましょ~」と誘われたとき自分でも驚いた事に「いいですね…」と答えたのは、そんな体験であってもやはり植物の様々な表情と美しい景色や空気、それから妙に逃げ場のない中で感じた「ちっぽけな生き物でしかない自分」とどーしょもなくでかいアナザーワールドとしての自然の不思議な対比が、どうも心の中でひっかかっていたからなんじゃぁないかという気がする。

 約束はしたがしかし、メンバーはと言えば、全員職業的にもっとも不規則でその日が休みかどうかが前の日くらいにならないと予定が確定にならないような人々で、
ほんまにいくんかいな~と思いながらあれよあれよという間もなく前日になり、
もし急にいく事になった場合、最近はスニーカーと言えども登山に使えるような代物は一足も持ち合わせていない状態ではさすがにまずかろうということで、
「ま、まずは普段にもはけて登山も出来そうな、ソンくらいの靴を買えばいっかな~」という非常になめた考えで、前日隣町まで買い物へとふらふら出かけた。

が!
ここでの買い物で、私は目が覚めただ。
ステージにのるのと同様、山に登るというのは、非・日常、そこはアナザーワールド!
ゆめゆめ準備を怠ってはならなかったのであります。

すっとぼけた客(実は最初、他の店を何軒か回ってウールの靴下のサイズの合うのが見つからず、別店Lから教えられてふらりと山幸さんを訪れた私は、その時点で翌日登る山を知らず((爆!))「是非行く山を聞いてみてください…」と言われて一度退店。登山隊長に「あの、明日、登山決行ですか?ホントに登りますか?」と電話して山を聞いてからこの日二度目の来店)に懇切丁寧に靴のフィッティングをして、着るもの、持ち物チェックまでしてくださったのは「山幸」さん。

足のサイズ測定から靴3種類、靴下の厚さ2種類で組み合わせてそれぞれについて店内一周と階段に設置したスロープの上り下りでベストマッチを選んだ登山靴、履き方、登りと下りでの調節の仕方、他、綿ではなくてポリエステルの衣類が乾きやすくて向いている事などなど、
すべて翌日「なるほど!」役立ち度100%のご教授、まさにプロの仕事でございました。
足が痛いと、綺麗な自然も楽しみ半分以下だからねー…昨日の楽しみのすべては、靴のおかげ、山幸さんのおかげ!
皆様も是非、登山には真面目な正しい登山靴を!そしてポリエステルの衣類を!

翌日はほどよい天気にも恵まれ、裏高尾から城山までの人気の少ない(平日だし…笑)自然を満喫。
高尾山なんて、小学生の遠足じゃん?と、思いきや、ちゃんと歩くと歩きがいありあり、私にとっては十分本格登山(いや、もう、北岳登ったなんてますます信じられない)
そして何より自分たちのペースでおしゃべりしたりあちこち見たり、好き勝手休んだりしながらの登山は、サイコー(笑)
足下のふかふかな土や葉っぱを踏み踏み、
妙なる鳥の鳴き声(中にはっきりファレミ♭ファレミ♭ファレミ♭ファレミ♭…と繰り返している鳥がいた。)を聞きながら、
緑の吐き出す香気、様々な色形の樹木の木肌や葉っぱ、得体の知れないペパーミントグリーンの毛がふわふわ生えた毛虫(あとでクスサンという蛾の幼虫だとわかった)、ムーミンのにょろにょろが植物になったような謎の白い花(あとでギンリョウソウと発覚)、
あっち見たりこっち見たり、昼寝したり、ラーメン食べたり(隊長がコンロとともに持参)、大人遠足は楽しかった。帰りのイセヤ焼き鳥とビールもウマかった。

一番不思議な気分がしたのは、下山の、地面に降り立つ間際。
高尾のいろはのほうから登ると、最初は沢はじまりなのね。でもすぐに水から離れて、あとはずっと木々の中を行く。高尾山頂を経由して、さらにもうひと登りして城山山頂から尾根伝いに下りてきて、次第に中央道のごうごういう騒音が聞こえはじめ、下界に下りてきたなぁ、と感じながらさらに下ると、ある時点でその騒音がふっと途切れてまた静かになる。
と同時に、植物の雰囲気も空気もうっそうとしてきて、少し薄暗くなってくる。
そして、最後に沢の音が微かに聞こえ始める。

これで、今日のアナザーワールドトリップが、水からはじまって水で終る旅であった事に、気がつく。という、非常に優れた舞台装置なのであった。

山は人生であり、自分の内面なのですなぁ。

前日の買い物で、当初は、
「普段はぜったい登山靴なんか履かないし、普段履きも出来る軽い感じのおしゃれなのがいいなー…好きな色だといいなー」などとなめた事考えていたワタクシですが、帰宅後山幸のお兄さんに言われた通りちゃんと、ごっつい登山靴に感謝しつつ汚れを洗って干したよ。靴はホント、大事よ。

最初の足の計測で、小学校六年生で24.5センチをマークして以来足の成長は断固として止まった事にしていた私としては、25.3センチとでたショックから、実はまだ立ち直ってないんだけどねー…
いやもう、真面目な話ほんとショック!いやー、書いてみるとあらためてショック!!あー、ますます嫁にはいけねぇよ…