ということで、年末年始恒例、風邪でばてております。
去年の最初も、大晦日から具合悪くなって、それで孤独のあまりツイッター始めちゃったんだもんね。
さみしすぎるぜ、おいおいおい…(泣)

でも石井ゆかりさんの星占いでは、魚座はじっくり新年の抱負を固める時間なんですって。
でもそれは1/3からのこと。
ということで、今暫く寝正月するっす。
世界中の皆様に、LOVE!ドキドキ

それではおやすみなさーい流れ星
ライブ以外で特記すべき事、いくつか。

9月…至福のハンマーム@鎌倉Hammam
9/11のMovements@elevenでオールナイトパーティーの後、さ、電車ももう動いてるし、帰るか!と腰をあげたワタクシ(徹夜・本番明け)を、タニシュク氏が拉致って連れて行った先は、鎌倉のHammam。岩盤浴の気持ちよさは聞いていたけど、ここのとても女性的な雰囲気、オリエンタルな雰囲気、そして静かに流れる陶酔的な音楽と濃密なハーブが燻される香りは、その全てが黄金律を形作っていた。その後夕方のビーチライブにまでついていく事が出来たのは貫徹の身に風俗文化の力をひしひしと感じたからに違いない(笑)帰宅したのはその前に起床してから有に32時間は経過してからであった。死。

10月…仙台合宿
今年は都立大にある「ダンスアラベスク」スタジオにて、水曜日を中心に生演奏と踊りの周辺を取り上げたレクチャーをずっとやってきていて、その御縁もあってネニュファーさんと一緒に仙台にまで呼んでもらった。アラベスクでのレクチャーでも、その後にはじまったアルミス・タルミスでのレクチャーでも、そしてこの仙台でも、自分がいろいろ考えたり試行錯誤してきたりした事が、人とシェアする事でまた違う形になって自分に帰ってくるんだなということを感じる。
もっとも、それが本職ではない私は、一時間半も話すと文字通り心身共に「からっぽ!」になって虚脱状態になるんだけど。学校の先生はエライよ…

11月…細密画展覧会
昨年から習い出している細密画の展覧会の二回目。皆さんのキョーレツな作品群をみて、先行きに多大なる不安を感じるが、とにかくオリエンタル文化の古さと奥深さを音楽以外でしみじみ感じさせてくれるものの一つ。そして、アラベスク模様の美しさは、こんな音色を奏でたい、という憧れの表象でもある。

11月…Pure Reflection
NYのラーレがツイッターでこのショウをみたときの事を呟いているのを見て、一も二もなく応援したい、と思ったステージが、日本に来る事に。一日裏方を手伝わさせてもらった。あー、一つのステージってたくさん人の力がいるなー、というあらためての実感が収穫。
そして、女の人って、一見かぶってなくても心にヒジャブをたくさんかぶってるよなぁ、かぶらされているよなぁ、と改めて思った。今年はそんな年回りみたいで、友人のあまのさんとの話、映画「すべては海になる」から山田あかね監督との邂逅、プレシャス、すべてが、人として女性としての美しさって、ホントの意味で今見失われてるよね、ってことを私に確認させた。
この実感はけっこうまだ自分の中でイライラする部分でもあるんだけど、それがシャカララウンジで私を踊らせる原動力にもなっているのかもしれない。

12月…サラームバワン「ウムクルスームへの愛を語る」
これはレクチャーの流れもあってのことだけれど、愛する女性への(笑)愛を語らせてもらえる機会を頂いて、しかもたくさんの皆さんとシェアできて(初UST体験とか)ものすごく嬉しかった。
レクチャーの準備をしながら、クルスームの生涯をずっと辿りつつ、彼女と会話をし続けているような喜びに満ちた時間を持つ事も出来た。その御陰か、一時間半程度で語るつもりが3時間くらい話していたらしいんだけど…皆様、よくおつきあいいただきました!

12月…Shakara Lounge
年一回のShakaraで、躍るってことは、全身で音を聞く事からだな、としみじみ学びつつあります。
全てのダンサーに拍手!

その他…これは今年一年の事ですが、ツイッターはじめました。
津田大介さんていう人が、ツイッターでフォローしておくと面白いヒト人ベストワンに芦田宏直氏を選んでて、芦田氏がご自分のツイッターで、自分が何位に入っているかあててみ?というクイズを出していた。私自身の一位は、二位なしのダントツで芦田氏だったんだけど、まさか著名人の津田さんが同じという事はあるまい、と思って三位くらいにしたのですが、やはり芦田氏の面白さはダントツなんだなー。ご自分がツイッターという新しいものにどっぷり浸かりながら、それを時流の中の位置でもって見据えているという視点が、私にとっては非常に刺激的だった。「アホ」とかぽんぽん飛び出すあたりもふくめて、野に遊ぶ哲人という風情。
リアル文人、ここにあり、って感じかな。

その他…体操はじめました。
これ、ものすごい。体がぎしぎし変わろうとするのがわかる。
私、自分の体を見直したよ。まだ私が気持ちを注いでやればもうちっとましになるんじゃないかという気持ちになれた。スバラシイです。

2010年後半は、本当にノンストップだった。家族に病人が出たのも予想外だったし、いろいろ他にも予想外のいろいろが重なって、立ち止まる暇もなく走り続けた気がする。
不思議と1月前半が暇なのは、流れも「少し立ち止まってみたら」といっているんだと思う。
ここまで走り続けて来れた事に、自分の体と心に、それからそれを支えてくれた全ての人に、深く深く感謝です。愛してるどー!
今年の最後を飾るにふさわしい12月のあれこれを回顧。
父が最初の三連荘の初日で倒れて入院→退院まで、どたばたあくせくと、けれども濃密に過ぎた一か月。

12/3 ベリーダンスとアラブ音楽@1111
今年後半なんどか御世話になった1111で。サリちゃん、ミラちゃん、ミホちゃんで、美しさそろい踏みも見応えあり、演奏側はドラゴンさま、伊藤アツ志さま、立岩潤三さま、という、私が御世話になってきた業界のにーさま方がそろい踏み。皆さんあってここまで歩いて来れました…

12/4 アラブ親睦会?@La Cornice
10月に御世話になったLa Corniceにて、アラブ世界に関心のある若者達の集う会にお邪魔して。
あまりにすごい熱気でチューニングが二弦ほどがた落ちしたり、なかなかないハプニングがあったけど、総じてとても楽しかった。

12/5 アラブ白拍子計画@音や金時
毎回夢幻峡に飛べるこの演目。エンタオムリ全曲演奏というのだけでもハードなうえに、その間に白拍子を挟み込むという、体力と気力の限界に挑戦!?的な演目だけど、飛べるのはソレだけが理由ではない!(ハズ…笑)
アラブも日本もオリエントの一部なのだという事を、思いのほか体感できるのが、この面白さ。
なんとエジプト大使館で今年2月、ウム・クルスームの命日の翌日に、奉納演奏(!?)が実現の運びです。これもまた、ウム・クルスームが導いてくれた不思議な出会いということなんだなぁ。

12/9 月の砂漠ラウンジ@驢馬駱駝
太鼓のペタシ君、踊りのタニシュクと一緒に暖め育ててきた月の砂漠-tsukinosabaku-ユニットが月面着陸!?というような気分になったこの日。1月再演のキャッチコピーも、まるで都会の夜空に浮遊したようなこの場所からインスパイアされた。いつもとは違う感じでのびのびと並んだソファに横たわる皆に向かって、何か本当に物語を語っているような気持ちになった。

12/18 Bellydance & Orientalmusic@メビウス
マハさん、マコさん、ルナさんというベリーダンス界の大御所と、生演奏というゴージャスナイト。
マハさんの真骨頂を感じ取れるスヲード、マコさんのスバラシイファッカルー二、ルナさんの迫力セットルホスニ、とにかくめくるめく一夜でした。

12/19 LCB@音や金時
11/7のスヘイルとの公演が御縁でゲスト出演。私的には新曲目白押しでもあり、またチュニジアンマカームを押さえなおさなければならなかったり、課題山積でしたが、こんなにアラブ音楽をこってり演奏できるライブはない、という貴重な機会でもありました。それは計り知れない快楽…(笑)
そして、私がアラブ音楽よちよちあるきの頃から目をかけてくださったノミヤさんが、見守るかのごとく(ご自身のライブ後でさぞや御無理された事と思いますが)駆けつけてくださり、最後は一緒に演奏を。このメンツで同じステージに乗った事は、メモリアルだなぁ…
1月は自由が丘に、またゲストで呼んでいただいています。

12/26 Shakara lounge @驢馬駱駝
ある意味今年一年の総決算的な(笑)ええ、演奏というより、ま、別な一面で?(笑)来た人だけが知っている、見た人だけに福がある(かどうかはわからぬが)、厄払い企画、今年もやりましたぜ。
やるからには本気でふざける。年末はここからこれがキーワードのステージが続く。

12/29 ウルトラジプシーズ@moonstomp
久々のウルトラジプシーズ。いい男ぞろいで楽しいユニット。そう、「音がいい男」ってあるんだよね。しかし、この日から今日まで、難聴気味です(笑)やわなワタクシのお耳。

12/30 Hot Hot Hot!!!@fever
今年の最後を飾るにふさわしい一夜。
オーセンティックなアラブ音楽を奏でる私と、現代に生きる野蛮で狂った生き物としての私のクロスポイントが、9月11日のイレブン以降急速に自分の中に浮上してきた気がする。
12月には、そんなオーセンティックなアラブ音楽有り、co-oriental的アラブ白拍子計画有り、太鼓とヴァイオリンと踊りだけでミニマムに挑戦する月の砂漠有り、様々な形での踊りと音楽が有り、自分自身が踊りに耳を傾けるシーン有り、そして最後にこれがあり。
最後のライブでチャレンジのチャンスをくれたTanishq、Huleya、Farasha、Laleと、チャレンジにがっぷり四つに組んでくれた櫻井響君、いやー、もう、ありがとう。
こんな事でもなければ聞いてもらう事もなかっただろう人に聞いてもらえたんじゃないかな。
この日はL?K?O、BingさんとDJのメンツがそもそもヤバくて、すっかりはじけて躍りすぎて今も筋肉痛よ。

これまでの螺旋状の展開を凝縮し、次の螺旋につなぎ止めるJUZUの一粒一粒が、素晴らしい12月だった。