TOM WAITSとJOHN MARTYN と禁酒解除
昨日も今も、ずっとトム・ウエイツ。
「THE HEART OF SATURDAY NIGHT」
この人は深い。渋い。カッコイイ。
やさぐれた呑んだくれのイメージがあるけど、
ほんと高貴でエレガント。
男が惚れるタイプの男だと思う。
昨日、「MULE VARIATIONS」を対訳見ながら聴いてたんだけど
「Hold On」の歌詞がすごく良かった。
彼が彼女にプレゼントしたのは
10セント・ストアで買った腕時計と
スプーンでこしらえた指輪
「スプーンでこしらえた指輪」って、いいねぇ。
最近浜辺に行っていないけど、
子供の頃はよく近所の砂浜で遊んだ。
そこには長い時間かけて海の中で角が丸くなった
ガラスビンのカケラがたくさん落ちていた。
とってもカワイくって、好きだった。とくにエメラルドグリーンのやつ。
若い頃、女の子にそういう物をプレゼントしたりした。
たくさんあげるのでは無く、厳選したものを、ひとつだけ。
そういう「粋」が分かってくれる子が何人かいたからだけど、
いきなりそんな物を貰ったって、普通はアホか?と思われるだけだよね。
それに似たものを、この歌詞、このフレーズに感じた。
歌詞を熟読して行けば、もしかしたら
僕の想像する世界では無いのかも知れないけど。
ただ金が無くって、ブルーカラーで、仕方無いから、とか、
そんなのかも知れないけど。
でも、「スプーンでこしらえた指輪」を渡そうとする事と、
相手を想って、スプーンで指輪を作るという事、
そういう世界と、トム・ウエイツの声と、この曲の素晴らしさが
相まって、本当にロマンティックな世界を醸し出していて、
トム・ウエイツなので女々しくなくって、深く素敵な名曲になっています。
いいわ、この曲。最高だ。
あ~、もうダメだ。禁酒解除。
昨日ジャック・ダニエルが言っていた「無理して呑むもんじゃない」ってのは
我慢しないで、迷わず呑めよ、と言う事だと解釈した。
喉の痛みは、酒や煙草が原因では無いはずだ。そう思う。
快楽主義を気取って生きたって、いいではないか。
人生は自由である。
うううううう、美味い、美味いぜ、ジャック・ダニエル。
やっぱさ、トム・ウエイツにはこれだよな、ワッハッハッハー。
トム・ウエイツのプロモでも酒呑んで笑ってたしな、チャリ乗ってるやつ。
やっぱ合うよ、バーボンとトム・ウエイツ。
あれ、ジャックって、バーボンだよな。
ま、いいや、そんな事。どうだっていいんだ、よう。
さて、さっきまでYOUTUBEでトム・ウエイツを色々観ていたら、
ふとジョン・マーティンが観たくなり検索したら、これが出てきた。
John Martyn/Solid Air
この曲、すごく好きだった。今でも好きだな。
トム・ウエイツとは少し違うけど、似たような資質を感じて、
それでひらめいて聴いてみたくなったんだと思う。
久し振りに聴いた。
音だけで聴くのと、映像絡みとでは、
受け止めるイメージがズレてくるので、ものにもよるけれど、
なるべくなら音だけで聴いてみたい部類の曲なのかも知れない。
僕が最初に体験したのが音だけだったから、
そう思うのかも知れないけど。
ほんとはモンタレー・ポップフェスティバルの時のLIVE音源が好きで
こういう気分の時にレコ屋行く度、必死に探すんだけど、
タイミングが合わないのか、なかなか見つからない。
レコードになっているのかどうかも知らないけど。
その音源、昔ラジオで聴いてカセットテープに録音して、
何百回も聴いた大好きな曲なんだけどさ。
その曲が入っているCDは、18年位前に買ったんだけど
LIVE音源の方が好きなので。
いや~、しかし、いいわ。いい。トム・ウエイツ。
大好きだ。
という事で、トム・ウエイツ、諸々。
一番上は「Temptation」
18歳の頃初めて聴いて、すごくしびれた。
次は「It's All Right With Me」
さっき始めてこの曲知ったが、いいですね。
次は「Please Call Me,Baby」
最近夜な夜な愛聴している
「THE HEART OF SATURDAY NIGHT」の中の1曲。
深い夜に、一人で聴きたい。
男のレクイエム。
最後は上記した「Hold On」
先日YOUTUBEで知り好きになり、CD買って何度も聴いた。
前にもあげたけど、いいわ、これ。
しっとり、うっとり。
良い夢を。
TOM WAITS 3夜目
昨日昼間、「MULE VARIATIONS」を少し聴いた。
ちゃんと聴く時間は無かったが、かなり良かった。
昨日は非常に慌しく帰宅後もその余波で心乱れていたので、
その惰性的な慌しさで雑務をこなし、
先程ようやく落ち着く。
せわし無さの中新しい音をじっくり聴く気にはなれず、
昨夜聴いた「THE HEART OF SATURDAY NIGHT」の
レコードをかけっぱなしにしていたが、そういう状況下でも
しっかりと、しっとりと、胸に染み込んでくる。
腰を据えて向かい合うと尚更。
胸の奥底、心の奥底に、深く深く染み込んでくる。
酒が呑めないのがつらいかも。
酒が無くたって楽しい音楽はたくさんあるけれど、
トム・ウエイツ聴く時は呑まないといけないなぁ。
やっぱりバーボンだよね、ロックだね。
チラリと酒を置いている棚に目をやると、ジャック・ダニエルが。
でもジャック・ダニエルは、「無理して呑むもんじゃないんだぜ」
と言っている。ように、思える。はずだ。に、違いない。
思わず呑みたくなる音楽とか、
酒と音楽の関係など考えてみるのも面白いかな。
民謡聴く時は日本酒、島唄なら島酒、
ポーグスなら黒ビール、内田裕也ならギム・レット、
「お前と俺のギム・レット、地平線抱きながら」
話は逸れるが、
内田裕也の「さらば愛しき女よ」というアルバムが大好きだった。
中学生の時にレコード買って、すごく好きで何度も聴いた。
この影響でギム・レットが好きになり、バブル時代、
あちこちの暗くて渋いBARに行きまくってはギム・レットばかり呑んでいた。
俺はつくづく単細胞な男だと、今更ながら痛感する。
暫く聴いていないけど、「さらば愛しき女よ」も近々また聴いてみたい。
これも名盤ですね、大好きです。
中でも「長いお別れ」が大好きで、3万回は聴いたかな。
中学生の頃は、こういう世界観に憧れがあった。
チャンドラーとかダシール・ハメットなんか買いあさって、
分けもわからぬくせに読んだりもした。
普通の男の子が憧れるハード・ボイルドの世界に
普通に憧れていただけなんだけどね。
どこでどう間違えたのか忘れたが、
すっかり違う路線を行くオチャラケ偏屈男になってしまったけどさ。
トム・ウエイツの場合、18歳位の時初めて聴いて好きになったのは
声と世界観の他に、当時の僕には新鮮な音だったからかな。
「RAIN DOGS」から入ったから。
ここ数日眠る前に何度も聴いている
「THE HEART OF SATURDAY NIGHT」の良さはここ数日で知った。
若い頃は分からなかった。
この頃のトム・ウエイツの声はさすがにまだ若いけど、
これはこれでいいんだよね。今も最高ですが。
この人、本当に好きだな。
近頃、年をとって本当に良かったなと思う。
若い頃は若い頃で良かったけど、たくさん遊んできたのもあって、
「若さに対する憧れ」は、今更無い。
年を重ねる事に対する失望感も無い。
ずっと音楽と付き合って来れたのが、そう思える一番の要因。
音楽を通して色んな事を感じたし、学んだし、何より楽しいから。
ただの「音」なんだけどね、音楽なんて。
シラフのくせに、長くなってしまった。
細胞がおかしくなり始めたのかな?
あ~、でも、いいわ、やっぱり。トム・ウエイツ。
胸に染みるね。
って、こればっかりだけどさ。
禁酒、7日目。
THE HEART OF SATURDAY NIGHT
今夜もトム・ウエイツ。
昨日、日中、よく行く中古のレコ屋で
「MULE VARIATIONS」と「REAL GONE」のCDを買ったが、
今夜は「THE HEART OF SATURDAY NIGHT」を聴いている。
喉の痛みは消えないが、昨夜のけだるさは消えた。
でも別にけだるくなくたって、トム・ウエイツはいいねぇ。
やっぱり、夜に聴く唄だね、夜に。
やっぱり、深夜がいいね。
一人で聴きたい。
こういう時に酒が呑めないのは、苦行に近いな。
近々クラヴ行く予定があって、
どうせその時は、何も考えずじゃんじゃん呑んじゃうんだろうけど。
トム・ウエイツの唄は、しみったれていなくて好きだな。
孤高。優雅。何よりも、声がいいね。
僕は基本的には孤独を愛するので、
そんなタイプの男には合うんだろうね。
僕は別に気高くも優雅でもないんだけどさ。
今夜、久し振りにこのアルバムをじっくり聴いた。15年振り位か。
年を重ねると耳も変わるが、
若い頃より確実にトム・ウエイツの良さが分かってきた。
あと10年したら、もっと良く聴こえるようになるのかな?
俺もまだまだ甘ちゃんだなと思う。
てなわけで、頑張って、禁酒6日目。