ふく落語278席目 1.6春談春ーお友達と共にー@紀伊国屋ホール | ふくのブログ

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1.桂宮治「初天神」
2.春風亭正太郎「引越しの夢」
3.立川談春「棒鱈」
仲入り
4.立川こはる「黄金の大黒」
5.立川談春「小猿七之助」


 2021年、新年明けました。新型コロナの感染拡大はさらに深刻化しています。明日には緊急事態宣言が出されるであろうこの日、談春兄さんの落語会初日、びっちり席を埋めての始まり始まり。
 談春兄さんの落語聞くのが凄く久しぶりで、出囃子が鳴った瞬間、ぶるっと興奮した。いきなり談春兄さんの登場。まずはご挨拶。

 ここからは、今年真打ちになる二人、桂宮治と春風亭柳枝という大名跡を継ぐ春風亭正太郎。

 まずは宮治の登場。相変わらずの爆発的な笑い、ホントに勢いが凄い❗「初天神」、メチャクチャ過ぎて笑いっぱなし❗おとっつぁんが『底辺の人』呼ばわりされ、金坊のあめ玉ポンプ芸に嫉妬して、自分も飲み込んで人間ポンプ的に戻そうとするも、喉につかえてぶっ倒れる❗金坊が介抱❗メチャクチャ面白かった。

 次に正太郎。宮治が荒らした高座のあとは、どうしてもおとなしい印象になる。宮治に食われるも、しっかり面白かった。

 談春兄さんの一席目は「棒鱈」。久々の談春兄さんの噺は相変わらず硬くて重くて笑える。ホントに久しぶりでじっくり味わったというところ。

 仲入り後、こはる。昨年は休んでたらしい。こはるもだいぶ昔から見てきたが、師匠譲りの硬くて重くて笑える感じになってきているなあと。宮治みたいな悪ふざけはなく、さすがは談春兄さんの弟子だなあと。「黄金の大黒」、時々のハラハラ感はあったが、面白かった❗こはるは今年真打ち目指して頑張って欲しいという、親のような見守り姿勢であ~る。

 トリは、談春兄さんの「小猿七之助」。ホントに格好いい❗言い回しやしぐさ、ホントにやくざもんやらせたら、怖いお人。抜き読みだったらしいが、とにかくカッコよかった。

 最後に全員舞台にあがり、三本締め。談春兄さんと、こはるの不器用な師弟の愛情表現?が素敵だった。