幸せの形 | ドSなブログ

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基本アホなことしか書きませんな。真面目なことを書いた時は発熱してるはずです。

最近、俺の女友達の旦那さんが出世していることを知った。恐らくまだ40歳前後だと思うんだけど、上場企業の執行役員に。


ネットを見ていた時にとある会社の執行役員として彼の名前が出てきて

「何かみたことある名前だなー🤔」

と思ったら、ビンゴ。


旦那さんと直接の面識は無いんだけど、比較的珍しい苗字だし、年賀状等でフルネームも見ていたし、勤務先も知っていたから引っかかったんだろうね。


勤務先は日本でも有数の給与額で有名なので、成果報酬型の会社とは言え、執行役員なら年収数千万はくだらないだろ。社員平均でも1000万オーバーなんだから。日本企業で社員の平均年収トップはキーエンスという会社だけど、そこではないよ。でもこの表には入ってる会社だね。



いずれにせよ、ポジションも収入も、人が羨む仕事をしていると思います。順風満帆とは彼のことを言うのでしょう。


しかし、もう10年くらい前かな?その女友達に「いい旦那さんと結婚したねぇ」と言ったら、確かにいい人と結婚したけど、幸せかどうかは話は別だと。


先に書いた通り、旦那さんの勤務先は高収入で有名だけど、同時に激務でも有名です。友達と話した当時はまだ役員ではなかったと思うけど、電車で帰宅できないって言ってたもん。終電に間に合わないから帰宅は毎日タクシーだと。朝は朝で早く出るし、寝る時以外、ほとんど家にいないらしい。


「亭主元気で留守がいい」なんて言葉もあるから、高収入で家にいないなんて夫なんて最高だと思うのだが、どうやら彼女は違うらしく、とは言え、あまり突っ込んだ話をしたわけではないから細かい感情まではわからないけど、どうやら旦那さんの「時間」に不満があるご様子。最近は話す機会も無いから、今日現在の感情はわからないけどね。


ここまでの話を、数日前に女房に話したら、その奥さんの言っていることはわかる気がすると。そんなもんかねー?


恐らく本能的なものだと思うんだけど、多くの男はいい仕事(満足できる仕事)をしたいという願望を潜在的に持っているから、仕事で与えられた責任や出した成果にやり甲斐や喜びを感じてしまう生き物だ。


そのためには、家庭内のことを多少犠牲にするのは仕方がないと思っている。もちろん後ろめたさはあるけど、いい仕事をすれば収入も増えるから周り回って家庭のためと誤魔化しながらね。


もちろん、最初から家庭のことを考えない、または考えても後ろめたさを全く感じない人もいるけどさ。


独身や家庭持ちや、その他の環境によって幸せの形が違うのは理解するが、こんな素敵な旦那さんを持っても幸せとは言い切れないところに人間の奥深さを感じたし、また、欲望は果てしなくとも思った。


そして自分も振り返ってみて思ったのが

「幸せって何よ?」

そもそも幸せってのは、この世にあるのか?不幸はたくさんある。それは知ってる。だけど、人生を生きていて、幸せって思ったことってどれくらいある?


俺、特に不幸だとは思ってないし、概ね不満の無い日々を生きているけど、幸せだなーって最後に思ったのは遠い過去の話かも知れない。少なくとも成人してからは無いと思うわ。凸凹ありながらも割と楽しい人生を生きているし、過去に嬉しいと思った瞬間の出来事ははたくさん思い出す。でもね、やっぱり幸せがわからない。幸せって何よ?