東京大学先端科学技術研究センター「ジャーナリスト養成コース」の取材手法が酷すぎる
東京大学先端科学技術研究センターの「ジャーナリスト養成コース」の修了者、受講者によって運営されているサイト「journalism.jp」に、「児童ポルノ法改正問題」についてのポッドキャストが配信されていると聞いたので、早速聞いてみた。
http://www.journalism.jp/works/2008/07/jcnex11.html
感想……酷い!
なにが酷いかといえば、取材がとてつもなく稚拙である。
養成コースなのだから、稚拙なのは当然なのだと思うけど。
取材者が「はい」とか「ええ」とか、いわないのは、いかがなものか。
該当ページには、当サイトもリンクされており多分事前にチェックをしてから取材に臨んだのだと思われるのだが、それにしては取材対象者に向ける質問内容が大ざっぱ過ぎてまったく意味をなしていない。
この原因は、取材者側が、どのような意図を持って取材するのかという筋道を明確にしないままに取材に臨んだからではないだろうかと思われる。
先日話題になった、『週刊プレイボーイ』の高市早苗さんへのインタビューが端から見ると与党側の広報的な記事となっていたのは、取材を担当した直井裕太という人の稚拙さ+「ライターなんか誰でもできるんだよ」と放言する編集部の内実を知っているから、特段気にしなかったけど…
これ、天下の東京大学の関連サイトだよね?
「対話」と「迎合」はまったく異質であることを、自分でも戒めにしよう。
(昼間たかし)