さっき近所で牛乳祭がやっていたので行ってきました。
かなり小規模のお祭りなんだけど、牛がいましたよ。
あと子牛も。
子牛が凄く可愛かった~。(*^▽^*)
さて、『きみはポラリス』(作:三浦しをん)を読みました。
図書館で借りようと思ったら、思った以上に予約の人が多くってやっと借りられました。
この本は短編集でそれぞらお題があって、小説を読んでからお題を見ると面白いです!
シリアスな話が多かったけどね。
あとドロドロした話とか。
私は一番「永遠に完成しない二通の手紙」が好きです!
BLの臭いがして…。
内容は、岡田の家に突然寺島がやってきて、ラブレターを書くのを手伝って欲しいと言われて…。
岡田はずっと寺島に片思いをしているんです。( ̄▽+ ̄*)
でもその気持ちは伝えることが出来ない訳で。
だから、寺島が彼女と別れる度に喜んでしまったり。
この話を読んでて、始めは友情ものかな?って思ったけど、どうやら違うと判明してテンションが上がりました。
特に印象に残ったのが、この会話。
岡田「わたかっていたが、ほんっとにつまんない男だな、おまえは。どの女も長続きしないわけだ」
寺島「どうせ俺はつまんないよ!一人でさみしく年とって死にますよ!それでいいんだろ」
岡田「俺がずっと一緒にいるよ」
寺島「え?」
岡田「つづき。『俺がずっと一緒にいるよ』。ほら、ちゃっちゃと書け」
寺島「ああ、うん」
なんか切ないね。
ポロッと本年を言っているんだけど…。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
私としてはとても美味しい話でした。
この話の番外編というか二人の過去編「永遠につづく手紙の最初の一文」も収録されています。
あと印象深かったのは「春太の毎日」です。
モテモテの春太は麻子と一緒に生活している。
春太は麻子の事がとても好きだけど、麻子の家に訪れる米倉が嫌いで…。
なぜ麻子は春太がいるのに他の男(米倉)を家に連れてくるのか不思議でした。
しかもモテモテなのに!(^ε^)♪
そしたらなんと春太は犬でした!∑(゚Д゚)
これなは物凄く驚きました。
犬視点の話だったのかと。
幸せな話なんだけど、やっぱりどこか切ない話です。
大好きで、ずっと麻子の側にいたいけど、自分の方が寿命が短いからその願いは叶わない。
だから、嫌いな米倉も少しは許してあげるんです。
きっと自分がいなくなる日が来ても、ずっと麻子の側にに居てくれる人だから。
三浦しをん先生のシリアスの話はあまり読んだことが無かったので、また新たな一面を見たような感じがして面白かったです。
最近、新刊が出たので読みたい今日この頃。
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