ゴールデンカムイ12巻は、自然を荒らす姉畑支遁の刺青人皮を手に入れた杉元たちは
釧路で白石とインカラマッと合流。
ここにはアシリパのフチの15番目の妹が住むコタンがあります。
カムイを汚した姉畑の行為に責任の一端を感じているアシリパは
「海のカムイも丁寧に送ってあげたい」と
海のカムイ=エチンケと言われるウミガメを捕りに海へ。
甲羅の柔らかいクンネ・エチンケ(アオウミガメ)を捕まえることができました。
クンネ・エチンケはお腹の甲羅も細かく刻んで肉や内臓と一緒に煮込みます。
汁は海水を水で薄めて昆布や干し魚で出汁をとり、
オカヒジキも入れてオハウに。
「なかなか変わった匂いだな。汁はトロトロだ」と谷垣。
どんな匂いなのかちょっと想像ができませんが
杉元は「肉の方は鶏肉みたいであっさりしていてうまい」と評します。
ウミガメの次はラッコです。
谷垣がおじいさんからもらったラッコの肉を鍋にするのですが、
杉元、白石、谷垣、尾形、キロランケの男くさ〜い面々が
狭い小屋の中でなぜかムンムンしてきます。
思わず相撲をとる杉元たち。
不思議な一体感が出てきたなーと思える場面ですが、
一方、アシリパはインカラマッからキロランケが父を殺した犯人だと聞きます。
否定するキロランケ。
網走刑務所にいるのっぺらぼうはアシリパの父親なのか、
また謎が迫って来ました。
疑心暗鬼のまま旅は続きます。
鶴見中尉側は、網走監獄に密通者を送り込むなど新たな動きが。
いよいよのっぺらぼうがいる網走が近づいてきたのでしょうか。