ブランディングの学び 〜招きモアイ像〜
招きモアイ像まさに!
SNSでの存在感はリアルな存在感へと昇華する!まさに
SNSというのは不思議な装置で、SNSをメインの情報ソースにしている生活者にとっては、SNS上の存在感が、リアルでの存在感として誤認を引き起こす作用を持っています。
たとえれば、「会社の売上が1億円で、フォロワーが3万人の企業関連アカウント」と、「会社の売上が10億円あるがフォローワーが100人しかいない企業関連アカウント」があった場合、業界の実情をよく知らないSNSユーザーからしたら、前者の企業のほうがはるかに大きな存在感を持ち、マインドシェアが高いということは珍しくはありません。
何かその業界のサービスを検討するとき、前者の会社がリサーチ対象や問い合わせ先の1社になる可能性は高いでしょう。つまり、SNS上の存在感が、リアルなビジネスに大きな恩恵を与え、好循環を生むこともあります。逆にいえば、SNSやネット空間上で存在感がなければ、その業界を詳しく知らない潜在的な顧客層にとっては、存在しないも同然です。存在感が薄い大手企業は、そのまま放置すると長期的には負のインパクトがある可能性を真剣に捉えたほうがよいでしょう。顧客の頭の中で存在しないブランドは選ばれようがない。この事実から目を背けてはいけません。
招きモアイ像の戦略より