早まってはいけない。中高一貫見返り少ない。中受コスパが低いとは裏ではよく言われること。これを読んでるといいけど、干渉したいわけではない、客観的な事実を知るべきだと思うだけ。知りませんよ…
中高一貫の学力的無益について…
受験本を多数執筆されてる和田秀樹氏が"新・受験は要領"の中で、和田氏(1979年灘高卒)の学年の東大現役合格者数を中学入学組と高校入学組別に公表していて
1979年灘高卒東大現役合格者数:中学入学組170人中60人(このうち理三10人)、高校入学組50人中35人(このうち理三9人)。パーセンテイジでは高校組の圧勝。さらに、灘高校は兵庫の学校だから京大まで含めると、高校組はほぼ100%東大京大に進学していると思われます。ちなみに、開成は自校生にも中高別進学実績を公表していないので、↑の数字は貴重な内部資料だと思います
この灘の高校組は中学受験で灘中、ラサール中、甲陽学院中などを落ちた子たちらしいです。今で言うリベンジ組か。1970年代の灘と言えば毎年東大100名超えの時代。灘中受験はさぞ大盛況だったと思われます。東大だって今よりもっと難しい時代。それなのに、高校組に大差を付けて逆転されています。校内テストもずらりと高校組に上位寡占されて、それに触発されて中学組は慌てて勉強するらしいから、もし灘が完全中高一貫なら中学組の進学実績はきっともっと悪くなるはず。
人間誰しも勉強とか仕事って強制力が働かないと中々できないもで(寒い朝でも仕事だから起きられる。原稿も締切があるから書ける)、中高一貫はこの強制力が働きません。中1から高3まで淡々とカリキュラムが進行して6年間無風状態。せっかく高い能力を持っていながら6年でどんどん下降していってしまう。それに対して、高校受験組は高校受験の時エンジンを吹かす状態になります。勉強量、あたまの冴え、やる気は上に行けば行く程凄まじくなります


ちなみに、サッカーW杯の優勝国が次回大会予選免除というのも2006年から廃止になりました。表向きはより多くの国に大会への参加の機会を与えるためという理由らしいけど、本音は本大会であっさり敗退が目立つため。1998優勝国フランス
→2002、フランス、グループリーグ最下位敗退。予選を通じてチームが強くなる。普段それぞれが違うチームでプレーしてるから予選を通じて連携だったり戦術だったり意思疎通だったりが強くなる。(そう考えるとマラドーナってやっぱり凄いよな、2大会連続決勝行ってるんだからな
)中高一貫って、この状態。中学組と高校組の関係と似ている![]()
今都内ではこの灘の高校組クラスが都立高校に行ってます。早稲アカのサイトで2020年合格体験記で都立国立、筑駒、開成合格で都立国立進学と出てます。これが今の関東の標準です。早稲アカ、SAPIX、Z会進学教室等のサイトの高校受験の合格体験記毎年チェックしてみるといいと思います
お医者さんって自分の子供を中高一貫に行かせたがるけど学力的には逆行してることをやっている。開成麻布行った人たちは都立高校行ってれば皆東大行けたのではないか。慶應の幼稚舎組は中1の時と高1の時に外部から大秀才が入ってくるのを客観的に間近で見ている(観察できる)という日本全国でも極めて稀な人たち(自覚してないだろうけど
)。この話よくわかると思います

よく言われる、中高一貫で先行学習で高2までに全範囲終わらせて、高3は演習にあてるという話。ただし、それはあくまでそうであれば(理想)、という話であってそれを言うなら桐蔭学園、巣鴨高校、(私立)武蔵高校等やってること同じなのに大きく数字を落としています。これはどう説明するのか?ちなみに、TBSラジオ(東京ポッド許可局)でサンキュータツオさんが(巣鴨高校1995年卒業)、静岡から新幹線で通ってた生徒もいたと言っていました。
このように高い進学実績の中高一貫、蓋を開けてみれば"私立で居住地の制限の無い広範囲地域の選抜隊"というだけ(都立高校は都民しか受験できない。挙句に学区があった。範囲が凄く狭い)。頭いいのが勝手に入ってきてるだけ。中高一貫で医学部合格者が多いのも親が医者で頭も良くて親が勉強やらせてるだけ。中学受験ってすごい滑稽で、わぁーと大挙して押し寄せてその人たちがその学校の偏差値とか進学実績を上げてるだけなのにそれに気付かず我先に猪突猛進
。かと思ったら、今度は数字下がり始めると手の平返してさーっといなくなって閑古鳥が鳴き始める…
ミッション系中高一貫お考えかもしれないけど、最優先は(学費的に)国公医だと思います。中高一貫、特に女子校は学力的に危険(たとえ上位でも)。浦和高と浦和第一女子も進学実績は大きく差があります。何とか教育が充実してるとかどーでもいいいよ。[日付変わりそうなので今日はここまで(^^)]
これ、せめて去年(2022)の6月までには書いておくべきだったと大反省
。何年も前から下書き書いてたのに中々踏ん切りが付かなくて…。
しかしながら!私立6年間の学費、半強制寄付金、学力的見返りは少ない、これらを考えれば冷静な判断ができるはず。中学受験が迫ってきて切羽詰まってくるとパワーが出て、自分でも驚く位すらすら書けてしまいます(務めという念ですね…
)。このように人間、強制力が働かないと中々動けません。中高一貫はこの"強制力"が働きません!!!


マネキ













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。お経、太鼓、鈴、シャンシャン鳴らす道具、燃えさかる炎




。これが凄く良かった


