月に舞う | Tea Time

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「月に舞う」

クリスタルマンドリンアンサンブルの第30回記念演奏会委嘱作品として昨年9月に作曲し、先日初演された10分ほどの曲です。


解説文を紹介します。


『月の神の手をすり抜けて人間界に降りた妖精は、若者と禁じられた恋に落ちてしまう。やがて月の神の知るところとなり、彼女は掟に背いた者として永遠に年を取ることなく、月の世界で舞い続けることを命じられる。

曲は、月の神の存在を示すロ短調のマンドラの旋律から始まる。その後に続くマンドリンソロには、彼女の嘆きと舞うことへの覚悟が集約されている。ゆるやかに流れる悩ましげな主旋律は3/2拍子から6/8拍子に変わり、舞にも動きが加わる。4/4拍子からは、主旋律と並行して冒頭の月の神のテーマが勢いを伴い現れる。小節ごとに拍子が変わることで高揚感が生まれ、アップテンポとなったところで突然舞が止まる。

中間部のマンドリンソロは、彼女が人間界に降りたときの妖精の心を再現。二長調に転調し、若者と過ごした愛おしい日々が甘美な音楽と共に甦る。彼女との記憶を消された若者が、ふと月を見上げる時にだけ彼女に与えられる、至福の贈り物である。彼が月を見上げることをやめたその時、曲はロ短調に戻り、彼女の舞は再び始まる。哀しく激しく狂おしく、月に舞うのである。』


「月に舞う」というタイトルだけ見ると、穏やかできれいな曲のイメージかもしれませんが、解説文からもわかるように胸に迫るものがあり、弾いても聴いても心穏やかではいられません(笑)

ストーリー性のある曲作りが多い私ですが、やはりそのスタイルが私には合っているようです。ただ、この曲は先に「月に舞う姿」だけが絵として浮かび、ある程度曲ができてから、細かいストーリーをあてはめていきました。

機会があれば是非他のアンサンブルでも演奏していただきたい曲です。そのうちライブ録音としてCDも販売されるようですので、どうぞお聴きください。

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