水替えの度に瀕死の状況を乗り越えてきたこの子ですが、今回はさすがに今までで最もピンチになっていると思います。次回の水替えまでに命が持つのか、不安でいっぱいです。

この子には障害があります。何らかの病気なのかもしれません。目も見えていません。時を経るごとに、体の形がだんだんとおかしくなってきました。異常な膨らみ方で、自分で正しくバランスを保つことはできません。
今回、この子の画像をいっぱい撮影して、保存しておくことにしました。これまで、傷心の私の心を何度も癒してくれたし、手術前には元気の源にもなっていました。今でもそうですが、この子が頑張っているのだから私も頑張ろうと思うことができたのです。
たかが金魚、されど金魚。なんやかんやと7年の飼育歴となりました。
 

水替えを大急ぎで行い、まずはこの子だけを新しい水に入れてあげました。狭い水槽、少しの時間だけでものびのびと独り占めさせてあげたかったのです。7年間、毎月水替えを行ってきたのだと思うと、それなりの感慨もあります。
 

やがて、ぺたっとお腹を下にして底に落ち、動かなくなりました。


そうかと思うと、突然激しく泳ぎ出し、ロケットのように水面に向かって泳いできます。まるで、最後の力を振り絞って水槽から飛び出そうとしているかのようです。ガラス面にも激しくぶつかりそうになりながら泳ぎ、力尽きるとすうっと底に落ちていき、いつも同じ場所に落ち着きます。


ただ太っているのではなく、何かこの子の体に異常事態か発生しているのです。この子のお腹がいつ破裂するのか心配になってしまうほど、普通ではない姿になっています。


すぐに疲れて落ちてきます。ここからは、この子の様子の連続画像です。画像の最後には、文章があります。







水替えの際、バケツの中で一時は全く動かなくなり、呼吸もしていない、エラも動いていないという緊急事態になりました。このときに死去したと思ってしまったら、それで終わりでした。一縷の望みを抱いて急いで一つの水槽だけ水換えをして、とりあえずこの子だけ戻してみたら、息を吹き返したのです。