今回のイベントでは、大きな悔いが残ることもありました。

私は、大失敗をしました。音楽のライブやイベントにおいては、恐らく初めてのミスです。おそらく、私のこんな失敗談を聞いたことはないはずです。
帰宅してスタジオまんぼうbaseを見て、やっぱりそうだったかと改めて気がつきました。
一生懸命に音を取って作成した譜面一式を、持ち忘れてしまったのです。オープン・スタジオの日までに用意した曲の譜面がその対象で、当日の午前中に作成とコピーをした譜面はすぐにカバンに入れたので、セーフでした。
ドラム演奏用の譜面は一式忘れ、この譜面と一緒にしておけば忘れないだろうということでファイルごと同じ場所に置いた、ベルガモット、LPQ、その他、キーボード参加とベース参加の曲の譜面を全て忘れました。
イベントの前半は、気落ちしてしまい暗い表情になってしまいましたが、それでも、何とか気を取り直して頑張りました。
帰宅後に、ドラムブースの譜面台に譜面が複数あるのを見て、悲しくなりました。更に、探していた譜面ファイルも、その譜面の後ろにしっかりとありました。一緒にしておけば忘れないだろうとわざわざここに置き、そして一緒に忘れてしまうという体たらくでした。
この類のミスをしたことは、これまでに1度もありません。今回は特こ、譜面をバッグに入れたつもりになっていて、確認もしなかったということがショックだったのです。クリッパーでは、開演前に何度もカバンの中をひっくり返して譜面を探しましたが、ある訳もありませんよね。悔しくて悲しかったです。
 

私が頑張って作った譜面たちと、音源を聴きながら既定の譜面に必死に書き込みをした譜面がそのまま残されていました。

その後ろには、ファイルも残されていました。演奏バンドごとに並べて入れておく等の作業もいつものようにしてあったのに、それを持参するのを忘れるわけですから、もう取り返しのつかないアホです。
リハではまあまあ上手くいった演奏なのに、本番では全くできなかった曲もあります。悔しいの一言しかありません。人をサポートするということに対する緊張感の欠如、と言われても、何の言い訳もできません。私自身の体調不良を理由にすることもできません。言い訳になってしまいますので。後悔の気持ちは、これからもずっと消えません。
 
機材についても、クリッパーでは多くの皆さんが準備や片付けを手伝ってくださいました。機能的に収納することに関しては、昔は自信があったのですが、今は何をやっているのかわからなくなってしまい、時間がかかってしまいます。片付けの際には、多くの方が私に確認をしながらテキパキと収納をしてくださり、大変助かりました。
ここで、気が付いたことがあります。これをどうするのか、あれをどうするのか等と質問されると、思考の整理ができて、思い出すことができるのです。自分でこれをどうするのか、あれをどうするのか等と考えると、何をやっているのかわからなくなってしまいますが、皆さんがどんどんと作業を進める中で指示や指摘をするということならば、何とかなることが分かりました。
一人で作業をしていると、機材やケーブルなどの物理的な分量のことだけではなくて、手順ややり方を思い出せずに、時間だけが過ぎていくということになりがちです。そういった事態だけは、スタッフの皆さんが大挙してセッティングやバラシを手伝ってくださることで、何とか防げそうです。
いつになっても、他力本願な私(わたくし)です。これからますます、そうなっていくことでしょう。どうか皆様、お見捨てないよう、今後ともサポートしてくださいませね。
 

機材を自宅で一人で下ろすのが嫌になっちゃったので、レトルトカレーを買いました。なんのこっちゃ。
※ 後日談
機材は、結局2日間そのまま積みっぱなしでした。こんなことも、これまではなかったことです。もう、自前の機材を使ったイベントやライブの開催は、仲間のサポート無しでは無理だということなのかもしれません。