私はFBもラインもしていないという、今時珍しいガラパゴス的な人です。出会った人と連絡先を交換する際に、ほとんどの皆さんがFBでと言ってくるので、私としてはとても申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまうのです。FBやラインをしていないと友達じゃありません、情報もお伝えできません的な風潮には悲しい思いもしているので、こうなったら意地でもやりません。
ライブやイベントの情報については、FBをやっていなくても馴染みの店のホームページ等から探すことはできますが、そんな余裕がないことも現実。直接お誘いの声をかけてくれればいいのに、と思うこともあります。日程さえ空いていれば前向きに訪問を検討しますが、FBで告知済みですの一言で終わってしまうこともあります。
そんな中、先週のアートサロンライブでピアノを弾いていた橋本さんが、ライブ内での告知だけではなくて、私にも直接お誘いのお声がけをしてくださったので、今回は行こうという気になりました。ちょうど、ウクレレ奏者のきよしさんと飲む約束をしていた日でもあり、いい場所がないかなと考えていたのです。私は初めて行く店でしたが、料理も美味しくて雰囲気もよく、自分もここで演奏してみたいと思いました。
メール等でもいいので、やはり、直接の告知って大切ですよね。例えば、私はこの店は知らなかったので、この店のホームページ等で橋本さんのご出演の情報を得ることはできないわけです。だって、店を知らないのですから。クリッパー等ならば、そのサイトのスケジュールを見て、この皆さんが出演するのか、それでは行ってみようかなという流れもあり得ますが、知らない店に知人が出演する場合、私が演奏情報を知る由もないのです。
直接お誘いの声をかけてくだされば、来てほしいと思ってくださったんだなと意気に感じて、顔を出そうという気にもなるものです。ご縁とは、そうやって紡がれるものなのではないでしょうか。告知を受けて初めて行く店に入ってみたら、とてもよいお店だったというような、店との出会いとご縁も大切です。今回は、まさに、初めて行ったらとてもいいお店だったというパターンです。
※画像の後にも文章を書きます。

入り口の雰囲気は、こんな感じです。映っている人は、知らない人です。

店の構造上(レイアウトの都合上)、デュオかトリオが限度ですね。そうはっきりとわかっていた方が、演奏プランは立てやすいです。ミュージック・チャージは無く、投げ銭(チップ)方式です。
自分で計画をして交渉もして演奏をするのは少々厳しい体調になってしまったので、誰かに話を持ってきてもらいたいというような他力本願になってしまいそうですが、いつかはこのお店でも演奏してみたいです。ステージ(のような場所?)に、出演者用のテーブルがあるというのも、とてもいいですね。普通に食事だけに来るのもいいかもしれないので、また来ようと思います。

太宰先生ご夫婦も、橋本さんから直接のお誘いを受けていたとのことで、ご一緒しました。私ときよしさんがいるところに、遅れて合流という感じです。会話も弾み、楽しい時間を過ごすことができました。もちろん、演奏も素晴らしかったですが、時には会話を邪魔しない演奏だったということも高評価でした。私が目指している演奏スタイルが、ここにはありました。
これからも、このようなアナログな方法でご縁の和を広げていくつもりです。まったく、私は昭和時代の人間過ぎて、困ったものです。