私のような職種でも、年に1、2度は宿泊を伴う出張で遠方に出かけることがあります。毎年同じことを繰り返しているので、久しぶりに同じことをしてみると、私自身の体調の醜い変化に気がつき、愕然としてしまいました。
毎年、と言うことには語弊があります。厳密に言うと、コロナ禍の前後も含めた4年間は、職場の仕事以外には宿泊を伴う出張はありませんでした。それどころか、職場の仕事としての宿泊も感染予防対策のため中止になった年もあります。
ですから、今回の不健康レポートは、主に昨年に行った職場外宿泊出張との比較になります。5年以上前のことと比較すると、単に年齢の差によるのではないかということになってしまいそうですから、昨年との比較が妥当でしょう。
まずは、東京に出るまでの満員電車が、これまでになく苦痛でした。いつものように、混雑を極力避けるために先頭車両に乗ったのですが、そこでさえ満員でした。子供のように、窓の外の景色を見ながら行きたい私でしたが、なかなかそのいつもの場所にもたどり着けませんでした。混んでいることも理由ですが、私の動きがのそのそしているのです。
とにかく、満員電車は心臓に悪いですね。リアルに胸が苦しくなりました。満員電車が初めてということはないので、このところ実際に体調が悪くなっていることが実感できました。歳をとったからではなくて、日々の不健康と心臓の病による、急激な負の変化です。
仕事も、実家のことも、そして自分自身のことも、たくさんの不安を抱えての宿泊出張への出発となりました。行き先は、岡山県です。
東京駅では、表示板を頼りに新幹線乗り場を目指したのに、なかなか辿り着けずに、焦りました。こんな失態も、初めてのことです。何度も乗っているはずなのに、どうしたのでしょう。思考の整理ができない、混乱してしまうなどのよろしくない傾向が、日々大きくなってきています。
新幹線も、一人で乗ると私の性質上隣の人に気を使うので最悪な気分になります。だいたいは態度が横柄な人が乗ってくるので、怒りを抑えなくてはならなくてイライラします。これも心臓に悪いですね。
これは乗り物の座席のことだけではなく、コンサートホールに行った際とかの隣の人のことも同様に気になってしまうわけですが、そのことは私の歴代ブログで何度か書いているので、ご記憶の方もいることでしょう。
一方では、仕事上の知人とか、中途半端に知っている人が隣に座るのも嫌です。もっと気を使います。また、今回は行きも帰りも外国人がすごく多く乗っていて、不愉快だと感じました。もちろん、仕方ないことだとは認識しています。こちらは、彼らが隣に来なければ害はなしという感じですかね。昨年よりもインバウンドが劇的に増えたのですから、これもどうしようもないことです。
最近の私は、不定期に胸が痛くなることがあるので、いつ急に症状が悪化して倒れるかもしれないという恐怖と戦いながらの一人行動は、かなりのプレッシャーでした。新幹線の車内や駅ホームで突然倒れて急病人扱いされるのも嫌です。昔からそういう場面を何度か目撃してきたので、その姿を思い出して自分に重ねてみると、恐ろしい気持ちになるのです。
今回は、いわゆる研修視察等の緩い内容ではなく、しっかりと自分の役割もある、頭を使うことも多い出張だったので、私自身の劣化を意識する場面が多くて気が滅入りました。
仕事の会議中だけではなくて、宿の部屋にいる時のことやレストランでの朝食等、あらゆる場面で体調の厳しさを感じていました。2日目の朝に目覚めたときは、真剣に生きていてよかったと思いました。
ここからは、画像の後にも文を書いて記録していきます。健康に歳をとっていくこと、それは誰もが思う切実な願いなのだということが、身にしみて感じられました。来年1月から、私の健康状態が劇的に良くなることを信じて、何とか12月の手術までは耐えていくつもりです。

前のブログやまんぼう掲示板でも、お決まりのように何度も掲載していた、先頭車両からの景色。この画像と、グリーン車の炙りイカチーズ&ハードドリンク?の画像については、ご記憶の方も多いことでしょう。わからない人、ごめんなさい。今は車内販売が無くなってしまったので、遠い日の夢のような出来事です。
今回の画像、これまでも何度となく撮影してきた画像と唯一違っていた、初めてのことがありました。時代も変わったのだなあとしみじみ実感したのですが、それって何だと思いますか。久しぶりのクイズです。当たった方には、豪華商品…はありません。答え合わせはいつするんだという問い合わせが、またありそうです笑
ヒントは、運転士、です。

懇親会のお品書き。字面で感じるほどの豪華さはありませんでしたが、岡山の郷土料理でおもてなしをしたいという意図は伝わり、ありがたかったです。千葉県の某ホテル宴会場では、こうはいかないでしょう。

その中でも、最後の料理として出された「岡山ばら寿司」は、すばらしい郷土料理で感動しました。これが宴会場で出るのか〜という感動に包まれましたが、いかんせん、ここまで出された料理をガッツリ食べてしまったので、果たして食べられるのかなという不安が頭をよぎりました。

途中で、郷土芸能の余興発表がありました。こんな偉そうな人ばかりの窮屈な宴席に招かれたにもかかわらず、前向きに頑張る若者たちの姿に、心洗われました。お気の毒様でした。

さて、ばら寿司は、やはりどのテーブルも食べきれてない様子で、すばらしい郷土料理も哀れ食品ロスの残菜と化してしまいました。
私は、体調不良を押してかなり食べましたが、これが限界でした。このところずっと続けてきた、夜には炭水化物を摂らないという鉄則が崩れた瞬間でもありました。

この画像は、翌日の昼に新幹線に乗る前に買った弁当です。車内には持ち込まず、駅のホームの座席で急いで食べました。ま、美味しかったですよ。肝の串焼きが入っていたのがとても嬉しくて、幸せでした。
不運なことに、電車は遅れていました。
ホームの4号車という表示の場所に立っていたら、新幹線の種類によって場所が違っていたようで、全く違う号車の車両が停まったので、慌てて本来の号車場所に向かって走りました。
ホームにいる駅員が、「ずっと発車を待ってるんだから、どこでもいいから早く乗って!」と私のことを一喝したので、とりあえず、その時に目の前にあった7号車に乗りました。そして、車内を歩いてやっとのことで4号車にたどり着いたというわけです。
岡山駅にも数分の遅れて到着したのに、車内アナウンスでは次からの駅に着くたびに「岡山駅におけるトラブルのため運行時間が遅れて、お急ぎのお客様にはご迷惑をおかけして申し訳ございません。」とか、発車後には「只今、*分遅れで発車となりました。」などとアナウンスされるので、俺のせいなのかよと辛い気持ちとなり、心腐っておりました。

途中から隣に座ってきた人物がまた嫌なやつだったので、富士山が近づいてきたらデッキに出て、写真を撮影するつもりでした。ずっと待ち続けてやっと目の前に現れた富士山は・・・雲の中でした。スマホのマップを開いて富士山の位置を確かめながら待っていたので、違う山ではありません。