買ってしまいました（またですか？）

カシオピュアの活動においては、ボコーダーの存在は欠かすことができません。現代キーボードにサンプリングされたボイスの音では不十分で、昔ながらの、声を加工して和音として発音するアナログ的なサウンドが必要です。

我がカシオピュアにおいては、Ｋ社のＲ３という機種を長く使っていますが、何しろ大昔から所有している機材なので、電源スイッチが壊れるなどの諸トラブルがありました。それでも、そのまま使っています。必要だからです。急に壊れてしまうと替えの効かない機材であることもあり、今回思い切って新しいボコーダーを購入することにしました。

楽器店で迷いに迷っていた私が、試奏しているとき、馴染みの店員が私に言いました。

「色違いの限定品が、当店にひとつだけ在庫があります。もう工場で生産もされていない、レアなキーボードです。」

全身ブラックの限定品、シルバー嫌いの私としては、嬉しい情報でした。すると、再び店員が言いました。

「実は、限定品は価格が１万円高くなっています。さらに、いつもは特別にしているお値引きも、この品に関してはできなくなります。」

ま、それでもいいかなと思って、購入を決意しました。私は、限定品だとか当店最後のひとつなどと言われると弱いのです。やられました。

ああ、誠に散財であります。誤解されないように書いておきますが、私はお金持ちではありません。普通の庶民ですが、趣味にこんなにお金をかけているから、日々の生活はアップアップなのです。

※ 画像の後にも文章があります。

すっかりとお馴染みになったこのポーズ、今回は裕希さんです。後ろの鏡に映る撮影者である私の姿も、いつものとおりです。

スエさんが操作法を一緒に研究してくれることになり、サポートに来てくださいました。土曜日の月例リハですぐに使うことができないと、時間の無駄になってしまうからです。

さあ、いよいよ開封式の始まりです。パンパカパーン！製品の登場です。

私は全く事前に中身に触れていないので、このお二人がリアル・ファーストタッチです。

無事に開封されました。デザインはなかなかいいですね。Ｒ３は普通サイズの鍵盤ですが、こちらはミニ鍵盤です。演奏者の裕希さんがそれでも大丈夫だと言うので、きっと大丈夫でしょう。


早速操作を始めましたが、いやいや実に難しい機材です。Ｒ３は、ボタンひとつで感覚的にボコーダーになりますが、このmK-５は目指す音への導き方が全くわかりません。

腹ごしらえもしなくてはなりません。いつものあの店です。連休の真ん中なのに、大混雑でした。ま、馴染みの店の大繁盛は嬉しいことですが、よりによって時間がない日にそうならないでほしいです。さっと食べてさっと帰り、作業の続きをしたいところでした。

若旦那から時価の刺身を勧められたので注文したら、会計で高額支払いとなりました笑。いつものことながら、私はお人好し男（オヒト・ヨシオ）くんのアホたれです。

今回は、ただ機材の使用方法を研究していただけではありません。新曲の練習と打合せも、一応しました。カシオピュア用の曲はもちろんですが、それだけではなく、先日に私と裕希さんで結成した新ユニット「月と子供」についての相談もしました。

これまで使っていたＲ３ですが、箱と説明書があれば、楽器店が12,000円で買い取ってくれるそうです。ネットで中古品として売られている相場を見れば、妥当なセンかな。電源スイッチのキャップが割れて外れていても、全く問題ないそうです。むしろ、売ってほしいオーラが出ていましたね。

予備として保管しておくのか、それとも、思い切って売ってしまうか、大いに迷いたいと思います。この下取り価格は、１ヶ月有効とのことです。もしほしいという方がいて、こちらが急に必要になった時に一時的にでもいいので返却してくださるなら、永年貸与してもよいです。