こんなもの、私が頼むわけがない。でも、アマゾンの注文履歴を見ると、確かに注文してあった。

書籍やバッテリーなどを買うために目当ての品を探していた際に、ついでに何かいい壁掛け時計がないかどうか物色していたことは、なんとなく思い出した。
スタジオまんぼうbaseでレコーディングを再開するにあたり、設置してある時計の秒針がカチカチ鳴ることがネックになるので、デジタル時計に変更しようかとも考えていた。でも、どうしてこうなってしまったんだろう。
 

こんなデザインの時計、スタジオまんぼうbaseに合うわけがない。アマゾンのサムネイルで「カチカチ言わない」と書いてある時計を探して見つけた時計だった。


アマゾンと書かれた段ボールを開封してこの箱が出てきた際には、なんじゃこりゃという感じだった。開いてみて時計とわかったときには、いったんは返品も考えたが、理由が思いつかない。買った記憶が無いので返品、では業者もさぞかし迷惑だろう。
これまで、アマゾンでの購入では2度ほど返品したことがあるが、不良品だったダンパーペダルと、なぜか重複して同じものを2つ買ってしまった機材である。


腹をくくって、これまでのカチカチ時計を外してねこちゃんラブラブ時計(?)を設置してみた。動き始めた秒針を見たら、カチカチではなくて連続して動いていた。私が昔からあまり好んでいない、スルスル秒針時計だった。カチカチ言わないことの代償なので仕方ないが、なんでよく考えずに注文ボタンをクリックしてしまったのだろうか。


これは、取り外した時計。外していて思い出した。文字盤の外がアクリル板でカバーされている時計は、スタジオの構造上照明の光が反射するため、常にカバーのない時計にしていたのだった。コロナ禍前には多くの人が来訪していたのでご記憶の方もいると思うが、昔は黒いねこちゃんの時計が設置されており、アクリルカバーはついていなかった。秒針はついているが、カチカチ動いてはいるのに音がしないという優れモノだった。コロナ禍の最中に残念ながら壊れてしまったので、カバー無しの時計を探していて、この文字盤のオバケのような時計を買ったのだった。
別に気に入っていなかったわけではない。ただ、買ってみてカチカチ時計だったことに気が付いて、再びレコーディングをすることになったら買い替えないといけないなと漠然と考えていたことは事実。まあ、レコーディングの際には外して事務室側に置いておくという手もあるが、やはり録音中もリアルタイムに時間が分かった方がいい。
※この文字盤オバケ時計、ほしい方がいれば差し上げます。


もしやと思って、ソファに座って時計を見たら、見事に照明が反射してしまった。設置場所を変更しなければならない。スタジオ内の要所から見て光が反射しない場所を探して設置し直すつもりだ。意図せずに購入してしまったこの「ラブラブねこちゃん壁掛け時計」、今後長いことスタジオまんぼうbaseに留まってもらうことにしよう。