大昔のまんぼうズ創世記?の大切な仲間だった彼が、今ではプロの作曲家として活躍していることはあまり知られていない。
すごく古くからのまんぼうズ達は、みんな彼のことを覚えているはずである。お誘いを受けて、いそいそと六本木のサントリーホールまで行ってきた。その名は、中村匡寿さん。みんな、中村君と読んでいた。若いのにクラリネットを見事に演奏し、私のレコーディングやライブ、理恵さんのピアノコンサートでも大活躍。また、作曲においても優れた能力を発揮して、私の手元にも何曲かその音源が残っている。いろいろと楽しかった思い出しかない。いつの間にか疎遠になっていたが、深い理由はなかった。
そんな彼が、今やプロの作曲家となっている。嬉しいことだ。何十年ぶりという状況でも、昔の記憶が蘇り、すぐに親しく接することができること、これこそまさに、まんぼうズの精神である。
演奏の基本は、木管五重奏。そこに、お祭りの要素と和楽器も加え、獅子舞も行われるという圧巻のステージだった。心が癒された。子供たちが親子で多数来場しており、飽きずに聴いていたのも印象的だった。特に、獅子舞には食い入るように見入っていた。確かに、寸劇のようで楽しかった。
彼はリアルプロになってしまったのでまんぼうズに復帰するのは難しいだろうが、せっかく再会したのだから、末永く親しくさせていただけたらと願っている。また何か演奏の機会があれば、応援に行きたいと考えている。
2人で写真を撮影したが、このブログに掲載するのをためらってしまうほど、私の容姿がかっこ悪いなと。ずんぐりむっくりの、ぽんぽこ狸みたいだ。もうすぐ還暦なんだから、仕方ないと諦めることにしよう。でも、中村君は・・・いや、中村さんは、37歳になったというのにとってもかっこいい。そんなの当たり前か。


