今回は初の日本の自衛隊とアメリカ軍以外のレーション。

ラトビア軍 FIELD RATION メニュー3

ヨーロッパのレーションということもありかなり楽しみだ。

ちなみにラトビアはヨーロッパのバルト海に面したバルト3国のうちの1つ。
東西の貿易の中継地のためさまざまな国の食文化の影響を受けている国らしい。

まずはパッケージ。
シンプルだが2ヵ国語(どことどこかはわからないが)でメニューとカロリーが書いてある。
トータルで1300キロカロリーほどあるようだ。

では早速開封。
日本の自衛隊の戦闘糧食やアメリカ軍のMREとはまた違った特徴があって面白そうだ。
特徴は個々の説明の際にしよう。

まずはメイン料理から
大麦入りポークシチューの缶詰。
缶詰というと日本の自衛隊の戦闘糧食1型を思い浮かべるが、今はレトルトパックが主流になっているなかで缶詰なのは面白い。
そしてこれを加熱する方法がまた楽しみだ。


次がこれ
なんとお粥だ。
そして驚くべき事にこのお粥はブルーベリーのお粥なのだ。
お湯を注いで8分で出来るらしい。
日本人には無い発想で実食が楽しみだ。
ちなみにこのお粥が入っていることはラトビア軍のレーションの特徴のひとつで、他のメニューでも梨や林檎などのフルーツのお粥が入っているものやキノコのお粥がは入っているものがあるらしい。


つぎがライ麦パン
ラトビアでは一般的なパンらしく、ラム酒が使ってあることから日持ちも良いと思われ他のパンよりレーション向きなのかもしれない。
このライ麦パンは2枚入りだが、普通真空パックだと2枚がくっついてしまいそうだが、これは間に紙が挟まっていることでくっつかないようにしてあるのだ、実に素晴らしい。


次がブルーベリージャムとハチミツ
ベリーやハチミツは特産品の1つらしい。
確かに今回のメニューに入っているお粥もブルーベリーだしな。
ライ麦パンにつけて食べるのが楽しみだ。


次がナッツ
カシューナッツとアーモンド、さすがに特徴はないな。


次はこれ
西洋メギというベリーの飴。
西洋メギを知らなかったがこういった初見のものに出会えるのは海外レーションの楽しみの1つでもある。


つぎがアクセサリーキッド
これはラトビア軍の特徴の1つと言える。
ぱっと見でコーヒーが4本入っている。
もちろん1回で飲むには多すぎる量だ。
ここで、アクセサリーキッドが入っている袋には注目してほしい。

そうジップパックなのだ。
飲み物は食事の際だけでなく後で飲むことが出来るように考えられている。
これも、素晴らしい特徴だ。

開封した写真がこれ
コーヒー4本に紅茶1パック、ストロベリーガムにおしぼり、最後に砂糖が40グラム!!

海外のレーションでは砂糖が多いものがあるとは聞いていだが、1パック20グラムには驚いた。

ただ、コーヒーがネスカフェ、紅茶がリプトンという点でほっとするアクセサリーキッドだ。


最後がヒーター
ヒーターと固形燃料とマッチが入っている。
このセットの袋もジップパックになっているうえに固形燃料は4個入っているので服数回の使用を想定しているものだ。
マッチも着火のためのやすりが左右両面の2面についている。細かい点だが日本とは違うこういったポイントが面白い。

台を組み立てた写真がこれ
固形燃料が入っている海外のレーションではポピュラーなものだが、レーションを暖めている感が出るので人気らしい。


固形燃料はこんな感じ

このように缶詰の蓋を少し開けて直火で熱する形で暖める。


これがすべてを開封した写真だ。

実食はまた別で書くので今日はここまで。