原作「命の時計」②

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ある日、数学の時間にちいさな紙切れが回ってきた。その紙には、健の悪口が書かれていた。''三沢ってうざくない?"はじめにこの言葉が書かれていて、次に健に対する色々な悪口が書いてあった。僕は、この紙を回さなかった。


数学の授業が終わり、健が教室から出て行くと、
「今、誰が持ってる?」

連也がみんなにきいた。僕は黙ったままその紙を丸めた。すると、隣の席の山田さんが僕に

「拓三くん、回した?」


と尋ねてきた。


「えっ、えっと....。」



僕は返事をするのに戸惑った。


「おい、拓三!!!答えろよ!」  


連也は僕を睨みつけながら言った。

 
「まわしてないよ。こそこそあんなの書いて何が楽しいんだよ。」


僕はいつの間にかそう言っていた。でも、言ったことに後悔はしていなかった。


「やばくない。」
「あんな人、庇うなんて考えられない」
みんなこそこそ僕のことを見ながら言った。


  ガラガラガラガラ。


教室のドアが開き、健が入ってきた。 


「後で、学校裏に来い。」


連也は僕にそう言い残したまま、どこかへ行ってしまった。



…つづく     





去年の3月12日にyoutubeにて公開されました
短編映画    命の時計  の原作です。

「命の時計」っていうのは、中学生の頃に書いた小説なんですけど、小田監督により、監督・脚本をして頂き、映像化しました!!!

その原作の小説を皆さんには公開したことがなかったので、、もうすぐ公開してから1年経つということで。

少しずつアップしていこうかなと思います。。
※原作では、主人公もその友人も男の子だったんですが、、youtubeの映像では女の子です。だから、youtube映像では名前も原作とは変わっております(^o^)/㊙︎

自己満な感じになっちゃうかもですが、、
続きを楽しみに 読んで頂けたら嬉しいです( ´・‿・`)





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