ラトゥール・ジロー ムルソー・キュヴェ・セレクショネ 2008
3,500円ぐらい カーヴ・ド・リラックス(虎ノ門)
輸入元:JSRトレーディング
ワインセールで買った1本。あまり買ったことのないインポーターの商品でありましたが、ラトゥール・ジローの村名であるため、思わず購入。
抜栓したところ、香りは非常に複雑で非常によかったのですが、味わいに果実味がまったく感じられませんでした。コンディションが悪かったせいなのか。まだ閉じていたせいなのか。楽しみしていたブルゴーニュの村名だけあって、非常に残念でありました。
■ラトゥール・ジロー
コート・ド・ボーヌの中でも素晴らしい白ワインを生み出すムルソーに拠を構えるラトゥール・ジロー。歴史は古く、17世紀後半にまで遡ることができ、16代に渡ってワイン造りを行っています。
19世紀ごろ、ジロー家は長い間、ムルソーのオスピスでフィーヌやマールといったブランデーの蒸留をしていました。現当主、ジャン・ピエール氏がボーヌ、ディジョンで醸造、理工学を学び、ドメーヌに戻った80年代から、本格的にドメーヌ元詰めを開始。葡萄の栽培からワインの醸造まで、すべてジャン・ピエール氏によって指揮されており、1994年以降、全てのワインはノン・フィルターで造っています。
ジャン・ピエール・ラトゥール氏のこだわりは、「限りなく自然に近いワインを追求すること」で、2008年から有機栽培に完全に移行しました(認証なし、認証取得予定なし)。
ラトゥール・ジローは現在10haの畑を所有しており、その80%が白ワイン、20%が赤ワインの畑です。その大部分はムルソーの5つの一級畑、ジュヌヴリエール、シャルム、ペリエール、ブシェール、ポリュゾに位置しています。