・「定食と文学」今柊二 著 | 有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

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多読はするもののインプットと比較してアウトプットが極端に少ない。
そこでブログを利用することにしました。
ノンフィクションが好きなジャンルです。齋藤孝氏もよく読みます。
さらっと内容に触れただけの読書日記ですが、読んでいただければ幸いです。

定食と文学

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会社の飲み会続きで2日間ブログを休んでしまいました。

今回は「定食」を見事趣味のイチジャンルに押し上げた今柊二氏の作品です。
文学作品に出てくる食事風景などを取り上げて、その当時の食事風景を
考察する格調高い内容です。
いや、むしろ「ああ、あの作品の時代には、こんなものを食べていたのか」
と単純に楽しむ内容にもなっています。

それにしても「食」というテーマで文学作品を語っていくアイデアといい、
そこに出てくる食べ物の歴史や話の広げ方などを読むと、著者の筆力に
感心してしまいます。
著者は星新一から読書歴をスタートさせたそうです。
それは私と同じ。
でもそこから膨大な読書量へ発展したのが、彼我の差なのだろうか、と
思わせるほどに「ただの定食オタクではないな」と感じます。