いよいよあいつが来る頃だ。

あいつが来ることを心待ちにしてる人なんて誰一人としていないだろう。

あいつとは中学からの付き合いだが、もっと昔から近くにいたかもしれない。そして中学になって付き合うようになった私たち。


もう嫌だ…。あいつがいる気配を感じるだけで、私は不機嫌になった。

何でいつも泣かせるんだ。
何度も泣かされて目が腫れることもあり、私はあいつが大嫌いだった。


だけど、あいつの性格を治すことなんて私の力ではできるはずもなく、仕方なく私は我慢していた。


もし、あいつの姿が見えたならば私はすぐに目と鼻と口を隠し、私の中から消えてくれと叫んでやるんだ!

いくらあいつの親が日本を支えてるといえども、私にはそんな地位なんて関係ない。

だけども、日本のあらゆるところであいつの親の顔を知らない人なんていない。確かにあいつら一家が消えてしまったなら、日本は大変なことになる。

それでも、私にとってはあいつらは敵なのだ。
あいつが来ると、くしゃみ鼻水が止まらない。
目に見えない敵、花粉!!