「残念じゃない努力とは?」 | 京都で働くコンサルタントのブログ

「残念じゃない努力とは?」

皆さん、こんにちは。
(株)マネジメント総研の小山です。
 
一昨日(6月29日)、第23回ワールドカフェ読書会を開催しました。
 
今回も、参加者の皆さんと話し合うことで、一人では得られない気づきを得ることができましたので、ご紹介したいと思います。
 
 
今回の課題図書は、 『ざんねんな努力』川下和彦・たむらようこ著(アスコム)でした。
 
そして、参加者の皆さんと話し合って決めた「問い」は、「残念じゃない努力とは?」
 
この問いをもとに、メンバチェンジをしながら各テーブルで話し合いを重ねていきました。
 
 
ワールドカフェは「問い」が肝。
 
以下のような問いになれば、話し合いが深まると考えています。
 
(1) シンプルで明確な問いであること
(2) 発想を促す問いであること
(3) エネルギーが湧いてくる問いであること
(4) これまでの仮説や思い込みを気づかせる問いであること
(5) 自分事として考えられる問いであること
 
 
今回の問いは、「残念」も「努力」も状況によって言葉の定義がブレます。
 
例えば、「残念」の場合、誰が感じるものかによっても違いますし、どれくらいの時間の中で感じるものかによっても異なります。
 
また、「努力」も、辞書を参考に「目的達成のために力を注ぐこと」という声もあれば、「目的のない努力もある」という声もあり、本の中にも「努力を努力と思っているうちは努力」という言葉があるなど、話し合いの場で定義を固めにくい言葉でした。
 
 
このようなことから、どのように話し合いを深めて行けば良いか迷いながらの対話となりました。
 
『ざんねんな努力』という本は、「ざんねんな努力」を題材に、「ざんねんじゃない努力」について書いているとも言えるわけで、今回の問い「残念じゃない努力とは?」の答えそのものではないかという声があったり。
 
「残念」と「ざんねん」は違うとも考えられたり。
 
『ざんねんな努力』は戦術について書かれているので、この場では、もっと広い視野で話し合うと面白いのではという提案があったり。
 
 
そして、参加いただいた皆さんに恵まれ、気づきにつながる対話があちこちで生まれました。
 
 
最後に、一人で向き合い内省して得た小山の気づきは以下のとおりです。
 
「達成」は、客観的に判定できるものであり、
「達成感」は、本人が感じるもの。
 
「達成」できなくても、
「達成感」があれば、
それは「残念じゃない努力」。
 
目的を「達成」するために積み重ねた結果が
他の目的を「達成」するために役立つ、
と考えられるポジティブな発想・転換力がカギ、
と理解した次第です。
 
そして、話し合いにおいて、
言葉の定義を共有することは、誤解を避けたり、
論理的に理解を深めたりする上で重要なことですが、
「努力」という言葉は、身近であるからこそ油断しがち。
 
人によって定義が異なること、
その人の中でも状況によって定義がブレること、
を強く意識することが重要だと感じました。
 
 
イベント報告のページもご覧いただけると幸いです。
https://management-souken.co.jp/2019/06/2854/