ISO/IEC 20000-1:2018の概要~2011年版からの変更のポイント~ | 京都で働くコンサルタントのブログ

ISO/IEC 20000-1:2018の概要~2011年版からの変更のポイント~

皆さん、こんにちは。
(株)マネジメント総研の小山です。

4月24日に、JIPDEC(一般財団法人日本情報経済社会推進協会)より、「ISO/IEC 20000-1:2018の概要~2011年版からの変更のポイント~」が発行されました。

「ISO/IEC 20000-1」は、ITサービスマネジメントシステムの要求事項を定めた規格で、認証制度に用いられているものです。
(個人的には、ITに限らず、サービスのマネジメントを考える上で参考になる規格だと考えています)

今回ご紹介するガイドは、2018年9月に発行された「ISO/IEC 20000-1:2018」の「ISO/IEC 20000-1:2011」に対する差分を概説したものです。


「ISO/IEC 20000-1」の2018年9月の改訂で旧版(2011年版)から大きく変わった点は、付属書SLに基づくマネジメントシステム規格共通要素を採用したことです。

他のISOマネジメントシステム規格は既に以下のとおり対応しています。
・2012年:ISO 22301(BCMS/事業継続)
・2013年:ISO/IEC 27001(ISMS/情報セキュリティ)
・2015年:ISO 9001(QMS/品質)
・2015年:ISO 14001(EMS/環境)

ISO/IEC 20000-1(ITSMS)も今回の改訂により、ようやく他のマネジメントシステム規格と共通の箇条構成に整理されました。


このガイドには、主な変更点として以下10項目が挙げられています。

(1) マネジメントシステム規格の整合化
(2) 多様なサービスマネジメントのフレームワークへの対応
(3) 要求事項の実現性への配慮
(4) 新たに追加された特徴
(5) サービスマネジメントプロセスの整理
(6) 内・外供給者の監理レベルの見直し
(7) 用語及び定義の変更点
(8) 文書化要求の見直し
(9) 継続的改善の方法論への配慮
(10) パフォーマンス評価、成果重視への対応


また、2011年版と2018年版の新旧対比表も付いており、2011年版で仕組みを構築・運用している組織にとって、2018年版への移行に向けた有用なガイドだと考えます。

なお、「ISO/IEC 20000-1:2011」で認証を受けている組織は、2021年9月29日までに2018年版への移行が必要とのことです。


詳細は以下をご確認ください。

▼ISO/IEC 20000-1:2018の概要 ~2011年版からの変更のポイント~
https://www.jipdec.or.jp/archives/publications/JIP-ITSMS111-2.0_C1-1.0.pdf