ISO 22000:2018(食品安全マネジメントシステム-要求事項) | 京都で働くコンサルタントのブログ
2018-07-01 07:02:05

ISO 22000:2018(食品安全マネジメントシステム-要求事項)

テーマ:マネジメントシステム

皆さん、こんにちは。
(株)マネジメント総研の小山です。

「ISO 22000:2018(食品安全マネジメントシステム-フードチェーンのあらゆる組織に対する要求事項)」が、2018年6月19日に発行されました。

「ISO 22000」は2005年に国際標準規格として制定されましたが、長らく改訂されておらず、13年ぶりの改訂となりました。


ISOのマネジメントシステム規格は、品質、環境、情報セキュリティ等、複数発行され、それぞれが異なる章立てで統一されていなかったため、2つ以上のマネジメントシステムに取組む組織にとって、統合・整理して運営管理するには易しくない状況がありました。

そのような中、2012年に「ISO/IEC 専門業務用指針-第1部」の「附属書SL」にて、マネジメントシステムの共通仕様が示され、以降、制定/改訂されるISOのマネジメントシステム規格は、この共通仕様に基づいて発行することが原則となりました。

そして、情報セキュリティの「ISO/IEC 27001」は2013年の改訂で、品質の「ISO 9001」、環境の「ISO 14001」は2015年の改訂で、それぞれ「附属書SL」に基づく章立てに変更されました。


「ISO 22000:2005」は従来のHACCPと品質マネジメントシステムの考え方を組合せて作られたことから、「ISO 9001:2000」に準じた章立てで構成されていましたが、今回の改訂で、「附属書SL」に基づく章立てに変更され、「ISO 9001:2015」、「ISO 14001:2015」、「ISO/IEC 27001:2013」等と同じ構成となりました。


「ISO 22000:2018」の主な章立ては以下の通りです。

1 適用範囲
2 引用規格
3 用語及び定義
4 組織の状況
 4.1 組織及びその状況の理解
 4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
 4.3 食品安全マネジメントシステムの適用範囲の決定
 4.4 食品安全マネジメントシステム(FSMS)
5 リーダーシップ
 5.1 リーダーシップ及びコミットメント
 5.2 方針
 5.3 組織の役割、責任及び権限
6 計画
 6.1 リスク及び機会への取組み
 6.2 FSMSの目標及びそれを達成するための計画策定
 6.3 変更の計画
7 支援
 7.1 資源
 7.2 力量
 7.3 認識
 7.4 コミュニケーション
 7.5 文書化した情報
8 運用
 8.1 運用の計画及び管理
 8.2 前提条件プログラム(PRPs)
 8.3 トレーサビリティシステム
 8.4 緊急事態への準備及び対応
 8.5 ハザードの管理
9 パフォーマンス評価
 9.1 監視、測定、分析及び評価
 9.2 内部監査
 9.3 マネジメントレビュー
10 改善
 10.1 不適合及び是正処置
 10.2 継続的改善
 10.3 FSMSの更新



上記のとおり、ほぼ「附属書SL」に基づいていますので、他のマネジメントシステムとともに取組んでいる組織にとって、統合整理の機会になればと考えるところです。


なお、「ISO 22000:2018」の邦訳版は7月に発行予定のようです。
「附属書B」には、旧版「ISO 22000:2005」との対比が示されていますので、「附属書B」を参照しながら移行・整理するのが有効だと考えます。
 
 
 
 
 

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