当社の「BCMS(事業継続マネジメントシステム)」 | 京都で働くコンサルタントのブログ
2014-02-01 05:35:55

当社の「BCMS(事業継続マネジメントシステム)」

テーマ:事業継続マネジメント
皆さん、こんにちは。
(株)マネジメント総研の小山です。


今回は、2014年1月24日付で「ISO 22301認証」を取得した当社のBCMSについてお話したいと思います。


当社は2012年12月の経営会議にて、以下のような考えに基づき、2013年度中のBCMSの構築、「ISO 22301認証」に取組むことを決定しました。

・お客様や社会に役立つために企業を経営しているという考えに立てば、
 経営はゴーイングコンサーン(将来にわたって継続していくこと)が
 当然であり、そのための体制構築は重要な責務である
・2012年5月にISO化されたBCMSを自社で試行運用し、ノウハウを蓄積
 することにより、お客さまへのコンサルティングサービスの質の向上
 につなげることができる
・BCMS認証を取得することは、事業継続について真摯に取組んでいる
 ことを示す客観的な証拠となる



小さな会社であり、BCMS構築に割けるリソースに制約があるため、コンサルティングや教育・研修サービスに勤しむ合間を縫って、2013年7月から本格的に着手し、2013年11月1日より運用を開始しました。

また、ISOに関するコンサルティングサービスを提供する立場として、単に認証を取得するということではなく、効果的な仕組みとなるよう、BCMSのツールについても、試行錯誤により改良を重ねました。


そして、11月1日の運用開始に合わせて、当社Webサイトにて、「事業継続方針」 を掲げ、次のような当社の事業継続についての考えを公表しました。

・お客さまに高品質のコンサルティング及び教育研修サービスを「安定」
 してご提供することが、「プロ」としてのつとめであるという考えから、
 ISOに基づくBCMSに取組む
・当社の事業の要は「人」と「情報」であり、それらが脅かされるリスクを
 分析し、必要かつ合理的な事前対策及び緊急事態発生時の体制並びに
 対応手順を定め、周知徹底による確実な履行と継続的改善に努める
・当社は、コンサルティング会社としてBCMSの啓発・普及に努め、
 自社だけでなく、お客さま、社会におけるリスク低減に貢献する



認証審査については、第一段階審査を2013年12月に、第二段階審査を2014年1月に受審し、改善指摘事項である不適合はなく、グッドポイント2件、改善の機会1件をいただき、1月24日付で、「ISO 22301(BCMS)認証」の登録に至りました。

グッドポイントとして評価していただいたのは、以下の2点でした。

・リスク選好及びリスク基準において、本質的な原因と経営資源の
 因果関係を分かりやすく整理し、その結果を「事業影響度分析」及び
 「事業継続リスクアセスメント」につなげ、事業活動に必要な資源、
 その資源のレベル、対象災害、想定される被害を論理的にまとめること
 により、効果的なリスク軽減策に繋げ、事業継続戦略を策定している
・既に運用していたISMS、PMSとのつながりを重視したBCMSを構築し、
 BCMSが要求している文書化した情報についても活用しやすい形で工夫
 して作成しており、BCMSの有効性を高める上で効果的である

※要約しています。

改善の機会については、マネジメントレビューのアウトプットに関して、次のようなコメントを頂戴しました。

・「ISO 22301」では、BCMSに影響を与える可能性のある組織内外の事象に
 対応するための管理策の修正についての情報源として、以下の8項目の
 変更を考慮することが要求されているが、当社のマネジメントレビュー
 においては、それらを検討した結果を分かるように整理するという点で、
 研究の余地がある

  1) 事業及びその活動に関する要求事項
  2) リスク軽減及びセキュリティに関する要求事項
  3) 事業活動の条件及びプロセス
  4) 法令及び規制の要求事項
  5) 契約上の義務
  6) リスクのレベル及び/又はリスクの許容基準
  7) 資源のニーズ
  8) 資金及び予算の要求事項

※要約しています。


ところで、当社のBCMSの仕組みを規定した文書は、「ISO 22301」の章立てに拘らず、自社で運用しやすく効果を出せるように並べ替えや統合を行っていたため、審査側にとっては、要求事項との紐付けは容易でなく、適合性の確認に骨を折られるのではないかと申し訳なく思っておりましたが、実際には、「よく考えて練られており、たいへんよくできたシステムだ」と審査員からお褒めの言葉をいただきました。


審査の場面でも審査員にお伝えしましたが、当社がそうであるように、数人のキーマンによって運営されている事業者が、お客様や社会に価値を継続して提供していくための仕組みとして、このBCMSを役立てていだけるよう取組みたいと考えております。

そのためには、有事の備えという視点だけではなく、BCMSが平時にも経営に貢献できる仕組みであることを明らかにすることが必要であり、そのためのノウハウを自社のBCMSの運用を通じて蓄積していく所存です。

そして、当社の事業継続方針に掲げている、次の内容の実現につなげたいと考えている次第です。

「3.当社は、コンサルティング会社としてBCMSの啓発・普及に努め、
 自社だけでなく、お客さま、社会におけるリスク低減に貢献いたします」



▼当社の「事業継続方針」
http://management-souken.co.jp/company/bcms_policy/


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