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今日は、少し前に旅行していた時に見つけた記事をご紹介します。

 

患者さんにがんを告げる 考えてほしい「これから」 

https://medical.jiji.com/topics/1461

 

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(一部抜粋)

患者に「がん」という診断を伝えると、

「去年検査を受けていれば、もっと早くに見つかったのでしょうか」

「これまで〇〇していたのが原因でしょうか」

患者が過去を振り返り、自らを責めるような言葉をほぼ必ず言われる。

 

 中には、ご家族からの

「私が食事に気をつけていれば、こんなことにならなかったのでしょうか」

「私がもっと節制を促せば、がんにならずに済んだのでしょうか」

という後悔混じりの言葉もある。

 

が、

◇異なるスピード

「がんの進行のスピードは症例によって全く異なるため、どんな名医でも

去年の段階でどうであったかを推測するのは難しい」

 がんの進行スピードは一定ではない。

最初はゆっくり大きくなっていたのに、ある時から急激に進行の速度が上がる、という例もよく経験する。

 

「普段から検診をきちんと受けていればこんなことにならなかったんじゃないか」
これは本人を追い詰めるだけで、何のメリットもない。

 

 ◇過去を責めない

 多くのがんは、さまざまな要因が重なり合って起こる。

多くのがんでは、単一の要因で起こるわけではない。

「原因が何であったかを知りたい」の答えを求めるのには無理がある。

 

がんのリスクを高める因子は多く判明してるが、例えばたばこを一度も吸ったことがなく、

目立った受動喫煙もなかった人が、がんにかかることもある。

 よって、「〇〇が良くなかったんじゃないか」と言って患者の過去を責め、自己責任を問うことに意味はない。

 

◇過去を振り返るよりも、前を向いて

「これからどういうことが起こるのか」

「これから受けるべき治療にどんな選択肢があるのか」

「それぞれの治療に、どんなメリットとデメリットがあるのか」

「これからどんな検査を受ける必要があり、どの程度の治療期間が見込まれるのか」
を医師からしっかり聞き出すことも大切。

 

 よほどのことがない限り、数日単位で治療を焦らねばならない事態はめったにないので、

突然の告知によって頭が真っ白になり、冷静に考えるのが難しい場合は

「一度考えさせてほしい」と医師に伝え、いったん時間を置いて医師の説明を聞くのがお勧め。

 

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どれも言われてみれば当たり前のことなのですが、すごく分かりやすく書かれていました。

恥ずかしながら私も、これらのほぼ全てを考えてしまいました。

 

とても簡潔に大事なことが書かれていて、要約らしい要約をすることが出来ませんでした。

でも言わんとしていることは、

 

去年の検診で見つかったかは分からない(正確な答えはない)。

リスクを回避していても、がんにかかるときはかかってしまう。

何が原因だったかを正しく突き止めることは難しい(推測に過ぎない)。

 

ですね。私もまだ時々思うことがあったのですが、もう考えるのはやめにしようと思います。

 

 

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今日はこれからテニス仲間のおばちゃんたちと、ランチ付きの温活に出掛けます。

1日、1日を楽しまなくちゃ。

きっとそれが免疫力を上げることへの近道だと思うから。