(これは、2019年1月から2月の話です)
要精査(追加検査)となったとき、クリニックの先生に聞きました。
もし悪性だとすると、分かる範囲で結構ですので、今、どういう状況か教えて頂けないでしょうか?とお願いしました。
精査して、もし結果が(今の見解と)違ったとしても、異議を申し立てませんので、
現時点での先生の見解とお見立てを教えて欲しい、とお願いしました。
だって、検査の結果が出るまで、気が気じゃない。
先生の見解を手掛かりにして自分で論文や総説などの調べ物もしたいし、
気持ちを切り替えないといけないというか、覚悟や心の準備が必要だし、
それに最後の(とどめの)結果が出ていなくても、専門医なら経験値からこの時点で
かなりの確率で正確な診断ができると思ったんです。
検査の結果が出ないと分からない、と仰ることのない良心的な先生で(有難い!)、
下記のように告げられました。
現時点では良性の確率も5分。
しこりが大きいので、良性でも手術は必要。
ただし術式は大きく異なってきます。
もし悪性であっても、おとなしいタイプのがんで、ステージはアーリー、つまりゼロでしょうね。
手術で治癒できる可能性が非常に高いです、と。
私はステージ0と聞いて、もし悪性でも温存できる、とぬかよろこびしてしまいました。
なんと浅はかな。
後日、結果が出て全摘、と言われて納得いかずに調べてみると、
乳管内にとどまっている癌でも、大きなしこりである場合などケースによっては
早期発見であっても全摘が推奨されているようです。※両者を比較した場合、生存率には有意差がないけれど、局所再発率は温存の方が高い。
最初は温存に拘りたいという気持ちを持っていたものの、
結果論ですが、私は全摘※して良かったと思っています。
今ここでやれることはやった、と自分の決断に納得出来たからです。
(※正確には乳頭と乳輪、乳房皮膚を温存する術式、乳頭乳輪温存乳房切除術ですが)