◆1930「日本聖公会奈良基督教会」/登録年月日:19970715
630-8213奈良市登大路町45/0742-22-3818
http://www.nskk.org/kyoto/nara/
興福寺に隣接する位置にあり、設計者★大木吉太郎の腐心によって全体として延びのある和風様式でまとめ上げる。内部は外陣と側廊境に角柱、内外陣境に円柱を建てともに吹き放ちとし、小組格天井を張る。古都奈良にふさわしい教会として広く知られている。
◆1830~1867「淨教寺」/登録年月日:20051110
630-8228奈良市上三条町18/0742-22-3483
三条通りに南面して建つ。1間1戸の薬医門で、屋根は切妻造、本瓦葺、軒は二軒繁垂木とし、主柱は唐居敷に円柱を建てる。蟇股・木鼻・桟唐戸綿板等の各所に動植物・渦・雲等の彫刻を施す。均整のとれたつくりで、三条通りの歴史的景観形成に寄与している。
◆1868~1911「ぜいたく豆本舗」/登録年月日:20031201
630-8224奈良市角振町24/0742-22-6061
奈良市の中心地、三条通に面する町家。道路拡張により前面側は1間ほど切縮められている。当初は1階西側を床上部としたが、数度の改造を経て総土間に改められた。つし2階の外観で、2階には東西2列に居室を配する。奈良町の景観を今日に伝える建築である。
◆開化天皇春日率川坂上陵(念仏寺山古墳)/奈良市今辻子町
三条通りから北に参道が延びており、付近は繁華街の近くとは思えないような静けさに包まれています。第9代開化天皇の陵とされる前方後円墳。全長約100m、後円部径48m、前方部幅48m。
◆月日神社/奈良市下三條町28
三条通りの店舗前に東面して鎮座しています。祭神は与止日女神、旱珠日神、満珠月。廃寺となった「法楽寺」の鎮守社だったとも伝わります。以前は店舗と民家の間にあり、30坪の敷地があったそうです。また、神域には大きなケヤキが有り、この辺りは三条欅町と呼ばれていたそうです。宝永4年(1707)3月に大風が吹いてこの神木が倒れ、民家が破損したとの記録が有ります。
◆1987「太陽と月のモニュメント」作:武市義雄
三条通入口のモニュメントは1987年の三条通「コミュニティ道路」化の際に建立されました。
【武市義雄】 http://homepage2.nifty.com/rea-archi/
1947 徳島県生まれ、1969 立命館大学経済学部中退。1972 大阪工業技術専門学校 卒業。1972~74 MD建築設計事務所 1975~80 建築設計工房TEAM・RAP共同 1981 REA(レア)建築工房設立。2005~11 関西大学工学部建築学科非常勤講師。
※REA(レア)建築工房/630-8113奈良市法蓮佐保川東町986
◆1934「奈良市総合観光案内所(JR奈良駅旧駅舎)」/大阪鉄道管理局工務課(主任技師:柴田四郎・担当技師:増田誠一
630-8122奈良市三条本町1082/0742-27-2223
http://narashikanko.or.jp/center/nara.html
この建物は、大阪鉄道株式会社により初代奈良駅を継ぐ二代目駅舎として昭和9年に竣工。外観・内部共に洋風と和風が組み合わされ、方形屋根には寺院を感じさせる九輪をのせ、四隅には風鐸が見られ、内部中央には大仏殿に見られる様な格天井が施されています。柱は洋風を意識し、柱から横に伸びる肘木は寺院を意識して組み合わされています。また 宝相華や忍冬唐草文様など古代文様の飾りが随所に用いられています。連続立体交差事業により、駅舎の存廃について論議をよびましたが、市民をはじめ県民や観光客に親しまれ愛着が深かったことや文化的価値を踏まえ、保存される事になりました。保存の為に駅舎を解体せずに移設する「曳家工事」が行われ、駅舎を反時計周りに13度回転させた後、東北へ約18メートル4日間かけて移動させました。そして平成21年7月25日に「奈良市総合観光案内所」として再オープンを果たしました。




