鱗話(5)
■鱗文(紋) 魚のウロコを文様・紋章にしたもので、色子とも言ったりしますが、ウロコの訛りです。女性の厄除けとして、きものを着慣れた人の間では、古くから良く知られてきました。なぜ女性の厄除けのシンボルとなったのかは定かではありませんが、もともとサカナのウロコという意味ばかりではなく、古くは銅鐸や古墳の壁画、はにわなどに単なる三角模様として登場してきました。
もっともシンプルな柄です。
布の柔らかさにより美しい変化(波)を見ることができます。
大小の組み合わせでより変化がうまれてきます。
さらに上下の方向性にも変化をもたらします。
鱗文の中に様々な文様が組み込まれ、華麗な文様が展開されます。
おまけ 魚と波が組み合わされた布がありましたので紹介しておきます。





