縞模様(1) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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縞模様と言うと日本的な感じがします。模様の元祖は「縄文」すなわち縄目模様です。抽象的な模様として、「格子」は平安後期、「縞(この場合たて縞)」は安土桃山から江戸時代にかけてと言われています。両方とも染織の織の作業から生じた柄である事は間違いなく、さらには、両方とも渡来の輸入柄であった事も文献等から間違いの無い事実です。そもそも縞の文字は島の音を当てたもので平安後期からずーと「島物」と呼ばれていました。古くからあると思われがちな格子と縞は、柄としては意外と新しいものです。さて、楳図かずおさんがストライプ・マニアだと以前書きましたが、ピカソもストライプ・シャツを愛用していました。16世紀、スペインのバスク地方の船乗りたちが愛用していた手編みのウール、あるいはコットン素材のバスクシャツで、ボーダーシャツと呼ばれています。