歌と紙芝居 in チャリティーフリーマーケット | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
きのうは大学院の同級生のお誘いで、
「東日本大震災被災地支援
 チャリティーフリーマーケット」
に参加した。


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主催は、子育て支援NPO
「東京ベーテル」のママさんたち。
子育てをする親たちが、
子どもと一緒に気軽に集まれる
とっても心地よい雰囲気の場所である。

ここで、
ちいさな子どもたちや親御さんたちと一緒に、
紙芝居と歌をやらせてもらった。

ちなみにこんなポスターまで用意してくれた。


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理想と現実はいつも異なる


このイラストのような素敵な「すぎお兄さん」
を期待していたみなさんには、
この場を借りてお詫び申し上げておきます(笑)

思った以上に子どもたちがたくさんいて
どうなることやらと思ったが、
お父さん、お母さんのご協力もあって、
歌も紙芝居もおかげさまで大盛況だった。

チャリティーフリーマーケットも
かなり魅惑的な品がたくさん並んでいて、
これまた大にぎわい。
思わずいろいろ買ってしまった。


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僕も持参した拙著『考えない論』を出品。
ママさんたちが「怪しい本が並んでいたので」
という理由で購入してくれた。
もちろんサイン入りでお渡ししました♪

フリーマーケットでは、
子どもたちが商品の営業をしたり、
POPを書いたりしていたのだが、
コピーライターである僕としては
ここはついつい注目してしまう。
そのひとつが、これである。


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…きわめて秀逸である。
いっけんふつうに見えるかもしれないが、
これはなかなか書けないコピーだ。

単純に商品の機能を訴求するのではなく、
より本質的な消費者のメリットである
「ベネフィット」を見事に表現し切っている。

見落とされがちな消費者のインサイトを、
的確に射抜いていると言えよう。
子育てをする親たちにとって「やすあがり」は
きわめて魅力的なワードなのである。

…とはいえ、
このコピーに誘われて商品を買ったのは、
親たちではなく僕だったのだが(笑)

天才コピーライターのタマゴは、
思いがけないところに存在するものである。

途中からある国会議員さんがやってきて、
みんなといろいろお話をしていた。
僕もなぜかしゃべるよう促されたので、
せっかくなので少しお話した。
内容はもちろん原発と放射能の話である。

住民が自分たちで判断する材料として、
地域ごとに詳細な放射線の測定をすべきではないか、
というような内容のことや、
「重要なのは、何を大切にするのかということ」
というようなお話も少しだけすることができた。

何より、放射能の問題について
いちばん心配しているのは、ほかでもない、
ここに集まっているお母さんたちなのである。


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このような張り紙からも、
お母さんたちがなんとかして子どもたちを
放射能から守ろうとしていることが伝わってくる。

だがそうした中でも、
被災地を支援するためにこのようなイベントを
自分たちで開催しているわけである。
ほんとうにすばらしいことだと思う。

ちなみに下記が当日の戦利品である。
ペコちゃん人形がシリアスに見えるのは
あくまでライティングのせいである。


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もらいもの含む