お早うございます!すまいる療育教室・トコトン知育教室の田村 まりです。
昨夜、ランドセルから連絡帳を出してきた長男。いつも、出さないのに??と確認すると、
明日は、調理実習だと書いてありました。
そして、何を作るのかなぁ〜と、挟んであったプリントを見ると、
「野菜サラダ」とあります。
そうよねー、私も調理実習で、ゆで卵とか、ほうれん草を湯がいたりしたもんね
と懐かしく見ていましたら、

「あ〜あ、ブロッコリー🥦ほんと、無理!!明日、熱出ないかな。」
と長男が言いました。
「めちゃくちゃ小さいのにしてもらったら?」と言うと、
「いや、もう絶対に無理やねん!匂いとか、触るのも出来ないのに、なんでブロッコリーの係なんだよー!」
と言い始めました。
どうも、話を聞いていると、人参、キャベツ、ブロッコリー、うずらの卵の係りをそれぞれ決めて、1人が一つの食材を洗ったり、切ったりするそうです。
「ぼく、ブロッコリーは、この世で一番嫌い。」
「じゃあ、給食の時はどうしてたの?」
「前の小学校では、減らしたり、残してた。今の小学校では、まだ出てきてない。」
「そっか。じゃあ、ブロッコリーの係を決める時に、自分はブロッコリーが嫌いで、触れないって言えば良かったのに・・・。」
「そんなの言えないよー。あーどうしよう、明日は地獄だー。学校休みたいなー。あー嫌だな。」
話しているうちに、不安でいっぱいになってしまった長男。で、私はこんな提案をしてみました。
「どの野菜なら触れるの?」と聞くと
「人参!だって、この前も、家でピーラーしたでしょ。だから人参なら出来る!」
「じゃあ、人参の係の人に代わってもらえば?」
「そんなの無理!言えないよー。」
「じゃあ、先生にお手紙を書けば?」
「嫌だ、ママが書いて。」
「よし、じゃあ、ママが先生に連絡帳を書いておくね。」
長男の緊張が緩むのが分かりました。
「ママ、有難う。僕、人参なら大丈夫だから!」
「ちょっと安心したからTV観ていい??」
そして、TVを観ている間に、私は連絡帳に、こう書きました。要点をまとめると、
・長男から、昨夜初めて、ブロッコリーの係だと聞いた事
・苦手というより、食べるとえずく、少しパニックになる
・人参なら触れるので大丈夫
・先生のご判断で、ブロッコリーを少し頑張って触らせるか、係を替えて貰うか、クラスの皆で話し合うか等、ご配慮、そしてご検討をお願いします。
と、書きました。そして、その連絡帳を長男に読み聞かせ、こんな問題は、全然深刻な問題ではないという事、何か困った事があれば、ママに言って欲しいなー。と一言付け加えておきました。
長男は、「うん!ママに言って良かった!ママは、優しいし、きっと、他のママなら、こんな風に言ってくれないと思うし、夜に宿題しても怒らないし(笑)ママで良かったー。」
なんてルンルン気分になっていました。
実際、先生がどの様に判断するかは、私には分かりませんが、これをどう先生が捉えるのか、クラスでの話し合い等、発達障がいについて、理解し合える機会が出来たら良いなと思いました。
でね、私は何よりも、長男にとって、この経験は、とても大きい事だと思うんですよね。
大きな悩みがあった。学校に行きたくないくらい深刻な悩みを、ママに相談したら、色々提案をしてくれて、動いてくれた。
ママに悩みを打ち明けれて良かった。
これは、思春期になる前に経験できて、本当に良かったと思います。
実は、小学校の高学年って、「プレ思春期」といって、まだ本格的な思春期に突入する前段階なんですね。だからこそ、こういう体験をしていると、本人が本当に困った時に、ママに悩みを打ち明けてみようって、頭をよぎるかもしれません。
自分の思いを上手に言えないのが、発達障がいの特性でもあります。
子供に、どんな風に、どんな感じで話を聞き出すか、どんな態度を親は示せば良いか、、、
実は28日に私が講座をする「発達凸凹思春期を親子で乗り越える方法」でもお話しします。
今回のブロッコリー問題が、私の講座直前に起きたのも、きっと偶然ではない気がします。私が身を持って体験した事を講座でも、もっと詳しくお話ししますね

さて、家庭科の調理実習、一体どうなるのでしょうか??
続きは、また報告しますね!
そして、今週の28日に行う、「発達凸凹思春期を親子で乗り切る方法」講座も、お申し込みが続々とあり、既に定員は超えていますが、追加枠を募集しています

今度、いつ、この講座を開催するかは未定なので、小学校高学年から中学生のお子様で発達凸凹があるというママは、是非この機会にご参加くださいね。動画も撮ってみました。チェックして下さいね!
そして、お申し込みや、詳しく知りたい方は、下のリンクボタンを押してください。お待ちしています
