Hallo
(私本番前にカフェインとらないよww)
みなさま
コンクールネタが続きましてすみません
というのも4月末から5月頭は、良いのか悪いのか二週連続でコンクールに行くという事態になってました
ではではいきます
クロアチアのコンクールの次に受けた
「アントン・ルービンシュタイン国際 デュッセルドルフ🇩🇪」
ですが、日本に一時帰国する直前に申し込み締め切りがあり、滑り込みで申し込んだのでまさかDVD審査を通過するとは思っていなかったんです。
というのもこのコンクール、まずDVD審査があるんですけど、毎年結構な数の方が申し込み、20人しかセレクトされないので、DVD審査にめっぽう弱い私は全く期待していませんでした。
とりあえず5パーセント程の希望にかけて申し込んどくか!
という感じでした。
そして日本滞在中に家族と晩御飯を食べてると結果の通知メールが届き、
「おめでとうございます〜、、、続く」
というメールが届き、
「あっ、通っちゃった。」
って感じでした。
あんまり期待してない時の方が上手くいくんでしょうか。
意気込んで申し込んだコンクールにもしDVD審査があった場合ほぼ100パーセント通ったことがありません。←おい
コンクールのホームページには親切なのか不親切なのかDVD審査に申し込んだ人の名前がずらっとアルファベットで出るのですが、ざっと数えてみると80人前後
そこから20人にセレクトされていました。
いつも思うけど本当にプレセレクションってどうやって審査してるのか謎。
でもせっかく通ったし、体も動くし、ドイツ内だし、いくぞ〜
ということで行ってきました。
このコンクール、毎回ルールが少し違うのですが、今回はDVD審査が言わば一次審査のようなもので、通過した20人は自動的にファイナリストという扱いでした。
二日間かけて20人が、一人30分のショートリサイタルをして受賞者を決めるというシステム。
今回は私は
ショパン スケルツォ3番
バーバー ソナタ
という1〜2分過ぎてしまうプログラムでしたが、バーバーはクロアチアの時より必ず良い演奏がしたいと意気込んで用意していきました。
演奏は土曜日でしたが、金曜日のお昼にはヴュルツブルクを出発しました。
ヴュルツブルクからデュッセルドルフって意外と本当に遠くて電車でもバスでも早くて5時間半くらい
時間は同じでも価格は全然違うので、今回も格安バスで行きました。
夜にはデュッセルドルフに到着して、軽く食事をして(ケバブ🥙笑)
翌朝会場へ
すると私の練習時間の割り当ては3時間ほど後。(先に言ってくれないのが国際コンクールww)←
「コーヒーとか飲んで、ゆっくり休んできて〜」
と爽やかに追い返された私。
と心の中で言い返しながら会場を後にしました。
今回の会場、ドイツの私立音大、
「A.ルービンシュタイン アカデミー」
という音大で開催されたのですが、噂に聞いていた通り、デュッセルドルフの観光のメイン通りに面してるはずなのに大学の入り口が全く見当たらない。
なんとここが入り口。
ここから二階に上がったところに会場があって、その上が練習室
これは音大と呼ぶのか?というサイズ
とりあえず開いていた近所のパン屋さんでパンと紅茶
を飲んでましたが三時間も潰せるはずないですよね
でもホテルは少し遠かったので帰って戻ってくるには中途半端な時間だしな…
ってことでする事がないので私史上前代未聞の本番前にプチ観光
こんな良いお天気の中、何やってるんだろう…
と半分は楽しみながら、半分は自分しっかり!
と思いながらの複雑な観光時間(およそ2時間)
でした
またまとめますね。
楽しかったですよ(嫌味)
それから会場に戻り練習時間
それとホールリハ
今回の練習室はこんな感じ
少し弾きにくいけど響がとてもよかったベヒシュタインちゃん。
会場の写真がない
1時間半ほど練習ができて、私の本番は夕方6時ごろでした
1日目の最後あたり。うん、すきな順番。
演奏も集中力を切らす事なく弾けたと思います。
絶対もっとよく弾きたいと思っていたバーバーも私的にはクロアチアのファイナルよりよく弾けたかなと思いました。
そしてお客さんからも
「Super〜(やるじゃん〜)」
とお褒めの言葉を頂き、まぁ今の自分のできることは全てやったかな。という気分でした。
というわけで、終わった後は
デュッセルドルフといえば、日本人街!!!
ということで行ってきました。一人打ち上げ
いぇ〜ぃ
ここは「ラーメン 匠」の豚骨バージョン
「TONKOTSU TAKUMI」さん
全く土地勘がないのでマップを見ながら迷いに迷って、普通の「ラーメン 匠」に行くつもりがなぜかここにたどり着いたという
でも日本時代は豚骨ラーメン派だったので、とても嬉しかったです。
日本ビールは高いので、ドイツビール🍺と、かき揚げ丼もセットで。
そんなに食べれないのに調子に乗って注文しまくり、8割くらい食べたところで胃が張り裂けそうになってる気がしてお会計をして歩いて帰ったのですが、胃が重すぎて思うように前に進めませんでした
絶対にこの人歩くの遅いなと思われてると思いながらモタモタと歩いてホテルに帰りました。
そして翌日はたまたまセレクトされていた懐かしの韓国人の友達と一緒に朝から他のコンテスタントさん達の演奏を聴きました。
覚えてますか?(誰やねん。)
昔テネリフェ島のコンクールでたまたまルームメイトでそこで知り合った韓国人の友人
なんと彼女もファイナリストにセレクトされていて、順番も1つ違い
もうなんていうご縁
こんなことってあるんですね
ってことで午前中の方の演奏を聴いた後はその彼女がオススメの韓国料理に行き、
美味しかった〜
そこになんともう一人の日本人の参加者の方が現れ。
この方も昔グラナダのコンクールで知り合った方で久々にお会いした方。
クラシック界の、しかも留学組の世間の狭さを痛感。
みんな知り合い
というわけで3人でお昼を食べて、韓国人の彼女は友達に会いに行ったので、二人でまずはアイスを買いに
ヴュルツブルクにもある大好きなフローズンアイス🍨のお店。
そして結果発表まで喋り倒してあっという間に時間。
というわけで再び会場。
待ち時間も3人で。
そして結果は
特に何も選ばれず。
でした。
自分はこれ以上何かできたなとか、悔いがあったわけじゃなかったので、仕方ないな〜って感じでしたが、一位になった人の演奏をたまたま聴いていたのであまりにもなセレクトだな。と。
そして審査員の方に講評を聴きに行ったのですが、言われたこともあまりにも…
だったので、ファイナリストにセレクトされたものの私の方向性とは全く違う趣旨のコンクールなんだな。と思いました。
立て続けに2つ受けてみて感じたことが本当に色々ありました。
ここに書くと長いしこれは自分の得た経験だから書きたくないけど、見えてきたこともありました
でもとにかくコンクールという1つの目標に向かって死ぬ気で用意して、審査員やお客様の前でそれを出し切るというプロセスを通して、自分もより強くなって、演奏もよりしっかりと表現豊かになっていくんだな。と。
今回は、受けにいく直前は本当に倒れるんじゃないかってくらいヒヤヒヤしながら用意してましたが、どちらのコンクールでもそれができたと思ってます。
イラっときて後味はわるかったけど(←)
挑戦してよかったです!
コンクールはコンサートとはまた違った大変さがあるけれど、確実に成長できるし、私はとてもやり甲斐を感じてるので、あともう少し頑張りたいと思います
では次は複雑なデュッセルドルフ観光を٩(ↁωↁ❀)
お楽しみに
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