3月10日の亘理町
3月10日、こどもの頃からよく行っていた亘理町へ行きました。
まずは何度かお邪魔させていただいている、亘理町災害エフエム「FMあおぞら」さんへ。
前回お邪魔させていただいた時は、まだ市役所の外のプレハブで放送されていましたが、亘理町役場庁舎解体のために2月からは亘理駅に隣接した「悠里館」という建物の中に移転しました。
悠里館はお城の形をした建物で、よく父と中にある図書館へ来ていました。
とてもキレイなところで、2階に「FMあおぞら」さんのスタジオはありました。


中は仕切りが作られていましたが、この木の仕切りは実は避難所で着替えや赤ちゃんのオムツ替えの時などに使っていた物なのだそうです。
よく見ると、その時にきっと子供が貼ったのだろうと思われるシールなどが貼ってありました。
「FMあおぞら」の皆さんは、ラジオの専門の方も居ない中でこの1年間、休み無く放送をし続けています。
だいぶ疲れもあると思いますが、町民の方々の為に情報を届けたいという思いでやってこられたんですね。
皆さん、本当にお疲れさまです。
この日は私も14時からの生放送に出させていただきました。
西垣さんとのお話は、震災から1年を前にして、今までの活動で学んだ事や地方の皆さんにも知っていただきたくやってきたことなどのお話をさせていただきました。

聴覚障害を持った方々は、そんなラジオの情報も聞こえません。
近くにもし耳の不自由な方がいらっしゃいましたら、皆さんもぜひ大事な情報は教えてあげてください。
でも、あおぞらの皆さんの笑顔が見れて良かったです。
いつも笑顔の西垣さんです。

この日は雨も降っていましたが、復興市場ができていると聞き「鳥の海」に寄ってみました。
鳥の海は、毎年夏になるとここの海水浴場に遊びに行っていました。
温泉は行った事がなかったのですが、津波でもう閉鎖されていました。
近くには瓦礫の山が・・・



すごい数のショベルカーですよね。。ここだけでこの倍はありました。
このが瓦礫の処理が問題になってるんですよね。
漁業の行なわれていた場所の近くに復興市場「鳥の海ふれあい市場」ができていました。

中には地元の方々が作った野菜やお菓子、魚介類など様々なものが販売されていました。
津波で失われてしまった船やお店や工場など、本当にこれからが不安でいっぱいだったと思います。
でもこうして皆さんが一歩一歩、復興に向けて頑張っていることで私も勇気をいただきました。



外でも魚を焼いてその場で食べれる場所があったり、「はらこ飯」は時期が過ぎてしまいましたが、今が旬の「ほっき飯」はありました!



とってもおいしいので、亘理町に行った際にはぜひ食べてみて下さい。
亘理町の復興も心から祈っています。
