防災エフエム放送~耳の聞こえない方へも届けてほしい~
9月25日(日)
南三陸へ行った帰りに、志津川のベイサイドアリーナへ寄ってみました。
ここは震災後、私が初めて南三陸を訪問した場所です。
当時は体育館のスペースは天井が落ちる可能性があり危ないからと、物資置場になっていました。
そして避難されている方々は、通路に並んで寝ていました。
今では皆さんは仮設住宅へ移られ、役場の機能を果たしているそうです。
そして2階には、《南三陸町災害対策FM放送》があります。


ここでは、被災地の方々にとって大変重要な情報がたくさん発信されています。
震災後の臨災放送では、著作権の関係があって、音楽を流すことが難しいと聞き、私が所属するティートックレコーズで楽曲提供をさせていただきました。
CDを届けた時には、まだまだたくさんの方が避難所で生活をしていたので、ラジオからの情報は本当に大切なものでした。
臨災放送は、何時からどこで給水が始まる、どこどこで食料が販売されている、いつどこで何があるかという地域の新しい情報を常にお伝えし、皆さんにとっては欠かせないものだったと思います。
先日の市民メディア全国集会でプラスウ゛ォイスの三浦社長が言っていたのは、
『こういう大変重要な情報を聞こえない方々にいかにして届けるか…』
というお話でした。
情報弱者と言われる聴覚障害者の方々の存在を、常に意識してほしいと感じました。
