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色彩・コミュニケーショントレーナー
の山田奈生子です。


今日は、

日本橋高島屋で開催されている、


「生誕120年 武井武雄の世界展」


に行ってきました。


武井武雄氏は、

”童画”〈大人が描くこどものための絵〉ということばを生み出し、

それまで童話の添え物でしかなかった絵にいのちを吹き込みました


という偉業をなした方です。(パンフレットより)


ひとつひとつのモチーフが、

細部まで丁寧に描き込まれている印象を受けました。

吟味された画面構成や、

おやゆびひめなど主人公が着ている赤い服にも、

開拓者たる工夫の精神をみたように感じました。


最も印象に残った作品。


星  星曜日

『星曜日』

遠い星を見ている者は幸である。
星に着陸してその無慈悲な肌にさわるものは不幸だ。
もしも愛するものがあったら
遠くにおいて手を伸さない事にしよう。
征服は又の名を惨敗という。
仰ぎみよ、星はいつも君たちの上に居て、

春夏秋冬はこの星空と、

君たちのベッドとの間を静かに流れていく。

星曜日こそ星空の最も美しい日なのだ。



私は、

詩も好きです。


「征服は又の名を惨敗という。」

と一文が心に残りました。


どうして~してくれないの?(何回も言っているのに)

常識的に考えればわかるでしょ!

ふつう~でしょ!


という気持ちを日々感じたりしませんか?


相手をコントロールしたい!欲求というのは、

常に見え隠れしてしまうもの。


親しい距離感の相手ならなおさらですよね。

なんで、わかってくれないの!!!


相手を思い通りに動かせたら、

胸のつかえが取れてなんてスッキリするでしょう。

悩みなんかなくなるかも!


「征服は又の名を惨敗という。」


もしほんとうに相手が、

”私”の思い通りに動いてくれたら、


だんだんイライラしてくるイメージ、

わきませんかはてなマーク


そのときは良くても、

それが長期的に続くと、


この人、言われたままにやっているけど、

自分の意見とか、ないのかしら?

頼りない…。

私は言い合える関係が理想なのに!などなど。


たとえばですけど。


勇気もなく、決断力もなく、言いなりのように見える、

全部自分に合わせてくれる相手とは???

惨敗ですね。退屈です。


この詩にあるように、

もし未来の”私”の隣にいる大切な人がいたら、

「遠くにおいて手を伸さない事にしよう。」


つまり、相手の価値観を尊重するということ。


「~して欲しかったんだけど、約束したし気になっているんだけど、

何かあったの?聞きたいな。」


など気持ちを聴く姿勢をつくりましょう。


気持ちを聴いてくれた(*^▽^*)という相手の満足感にもつながりますし、

そういう考え方もあるんだ…と”私”の視野も広がります。

どうするかは、そのあと考えます。一緒に。


『星曜日』の解釈は、

あくまで私個人が感じたものです。

アサーティブにつながるって思いました。(´∀`)


明日も良い一日でありますように。ラブラブ



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