昨夜は台風のような風雨でしたが、なんとかお天気も回復しました。
今日からの研修生さん。
放牧で暮らす馬たちには、ボスを中心とした上下関係があります。
馬同士の相関図が完璧に頭に入り、彼らの性質について十分な知識を持っていても、原則として無理に近づけないほうが良いのです。
こうやって観察していると、その理由がわかります。
上位の馬が下位の馬に近づくと、下位の馬はさっとその場を離れます。
距離を保つことで、群れの秩序は守られるのです。
人間にも“パーソナルスペース”というものがあり、知らない人に息がかかるほどの距離に近寄られると誰もが不快感を感じます。
馬たちにもそれがありますから、人の都合で馬を動かす時にはこちらが配慮する必要があるのです。
元々仲のいい馬同士、時間をかけて十分に訓練の進んだ馬なら近づけても大丈夫ですが、人間側のスキルも問われます。
まずは
「馬同士を近づけない」と覚えておく方が正解です。
涼しくなってから一気に草積み。
4人いるとあっという間です。
管理人とのマンツーマン基本練習を終えたシャインも、次の段階へ。
本能的に先輩馬たちに歩みを合わせています。
こうすると一頭で練習していくよりも覚えが早く、動きもスムーズになるのです。
7時でもう暗くなる8月中旬、ナイター照明が大活躍。
アブのいない涼しい馬場で、練習は気持ちよく進みます♪
今宵は珍しく夫Tが9時半に帰宅、晩御飯も早めに終わりました。
明日は朝一番に馬具を付け、涼しいうちに丸馬場へ出ます。