ストレスと怒りは、

人のエネルギーを

外に洩らしているのと同じです。


怒り、不安になると、

元気が失せて寝込んでしまう事があるように、


オーラの蛇口が開き、

心のエネルギーが

自分の身体から失われていきます。


逆に、善意は心のエネルギーが

充たされていくのを感じるでしょう。


気力が充実して、

生きていくのが楽しくなります。


立ち上がれなかった心が、

立ち上がって来るのを体験します。


又、癌は怒りによって発病します。

人はみんな

癌の体質を持っていると言われています。


癌発生の材料は揃っている訳です。


例えば、薪と紙だけでは火がつかないように、

怒りはガソリンであり

ストレスはマッチです。


怒りとストレスは、

マッチの火がガソリンを発火させ

激しい炎を起こすように、

薪を燃やし細胞を癌細胞へいざないます。


私達は、みんな忙しいです。

東京の銀座でも新宿でも渋谷でも、

何があっても立ち止まる人は少なく、


みんな、他を見る余裕もなく

自分の為に忙しいです。


時に追われ、利に追われて、

生活の為と自分を駆り立てて、

時の光の中を駆け抜けていきます。


そうすると少しの事で怒り、

自分の都合に反した事で子供を叱り、

部下を叱り、妻を叱り、社会を叱ります。


イライラはそのビルの階を支配して、

やがてはその高層ビルを支配して

その会社とその地区を支配します。


人はそれを家にまで持ち帰り、

イライラと怒りの中で日々を送ります。


どこかで止めなければなりません…。


高速道路を走る車のように、

追い抜き、追い越したために、

速度を緩められなくなるものです。


休むと、せっかく追い抜いた車に

再び先行される嫌さに、

休息を取れなくなるものです。


そんなに時間を惜しまなくても、

そんなに時間の流れにおぼれなくても、

みんな同じように、

時の果て、魂の海に流れ着くのですが…

時に急ぐものです。


「怒りと、不安に気をつけて生きよう。

怒りと不安なく生きる工夫をして生きよう。

怒りと不安なき人生を目指そう。

怒りと不安はさまざまな病をもたらす。」


その代表は脳溢血と心臓病であり、

胃と腸の癌です。


女性にとっては子宮癌と乳癌は

不安と怒りからやってきます。

それは医学的にも証明されています。


こちらは仏語でが、


「他人が怒ったのを知って、

気をつけて自ら静かにしているならば、

その人は自分と他人と両者のためになることを行なっている」


自分が怒りを収めると、

相手の人の怒りも収まってくるでしょう。


怒りは自分も、相手も傷つけるものです。

怒りの矢は二つ別れて飛んでいきます。

まず自分に…二本目は相手に…。


人間にとって怒りと不安は、

今生収めるべき最大の敵です。


konishi.M