父は 8年前の今日他界した

病院にかけつけて二日目に逝った

二月に肺炎で入院して 四月になり安定したのでもうすぐ退院かと準備していた矢先だった

急な事だったので そういうものと聞いてはいたけど 心の準備ができていなかった

持病があるので いつも心配はしていたけど 我ながら油断していた

忙しいのを理由にあまり顔見に行かなかったことを悔やんだ

でもたまにお見舞いしても 早く帰れ 子供が待っているだろうって そんなことばかり心配して ちゃんと話せなかった

がんがいったん治った状態だったので 自宅でゆっくりしろ と夫も母も父も義母も まだ義務教育中の子供もみんな家にいろとしか言わなかった
だから仕事真剣に探していなかった

あの頃の私は 仕事に関してまだ真剣さが足りなかった気がする

あ 今もか

私が信用できなかったんだねきっと

今の私を見たら どういうだろうか

少しはほめてくれただろうか

なんとか 世の中を泳いで行ってやるという意気込みだけはあるな うん

そういうしたたかさを 父からもらった気がする