神様のケーキを頬ばるまで彩瀬まるさん、初めての作家さんです。泥雪七番目の神様龍を見送る光る背中塔は崩れ、食事は止まず雑居ビルを舞台に、マッサージ店店主、カフェバー店長、古書店バイト、IT企業OL、元カフェ経営者それぞれが主人公の、短編集です。なにげなく働いているように見えるあの人も、本当は何かに悩んでいるのかもしれない。あなたと同じように。